2019年J1優勝決定ゴール演出。和田拓也が横浜F・マリノスから横浜FCへ完全移籍
和田拓也。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
ギャップを突きティーラトンにつないで先制弾――。
J1リーグの横浜F・マリノスは12月25日、DF和田拓也(WADA Takuya)が横浜FCに完全移籍することが決まったと発表した。
2019年3月に加わり、同年のリーグ制覇に貢献した。
大観衆のなか迎えたホーム34節のFC東京との“優勝決定戦”では、ボランチとして先発出場。26分、中央のギャップを突いてティーラトンへパス。そして仕掛けたタイ代表左サイドバックの思い切ったショットが相手DFの足に当たりながらも、ゴールネットを揺らした。そこからチームはさらに2点を追加――。文句なしのリーグ優勝を決定づける、シーズンを象徴するような一撃を演出した。
和田は横浜FMのファンとサポーターに向けて、次のようにコメントしている。
「この度、横浜FCに移籍することになりました。 2019年の3月に加入してからの約3年間、悔しい思いも沢山しましたが、全員で掴み取ったリーグ優勝など素晴らしい経験もさせてもらいました。
そして何より、最高のチームメイトと毎日過ごせたことが自分の一番の財産になりました。 施設環境で不便なことが多いなかで、それを感じさせないように毎日、自分たちを支えてくれたチームスタッフの方々にも本当に感謝しています。
1年目は毎試合最高の雰囲気で、ここ2年間はコロナ禍で制約が多いなかでも常に応援してくださったファン・サポーターの皆さんにも、本当に本当に感謝しています。
F・マリノスは、常に優勝を狙える一体感のあるチームに成長できたと思っています。
今年は悔しい思いをしましたが、来年こそは日本とアジアでチャンピオンになってくれると信じています。これからも、素晴らしいアタッキングフットボールで自分たちを楽しませてください。
F・マリノスを心から応援しています。3年間本当にありがとうございました」
また横浜FCのサポーターに向けては、次のように誓っている。
「横浜FCの皆さま。はじめまして、横浜F・マリノスから移籍してきました和田拓也です。来シーズンはチームの目標であるJ2優勝、J1昇格に貢献できるようにチームメイトと共に毎日全力で頑張りたいと思います。これから応援よろしくお願いします」
和田は1990年7月28 日生まれ、神奈川県出身、31歳。170センチ・63キロ。B型。これまでのキャリアは、明治サッカースポーツ少年団 ― ヴェルディJrユース ― 東京Vユース ― 東京V ― ベガルタ仙台 ― 大宮アルディージャ ― サンフレッチェ広島 ― 横浜FM。
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[文:サカノワ編集グループ]