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【浦和】西野努TD「最後のピース」求め“活動中”。今後の補強に言及

天皇杯制覇で締めくくった2021シーズンの浦和。大幅にメンバーが入れ替わった今年、西野TDは「最後のピース」をリサーチ中であると明かした。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

FW登録がユンカーと新人の木原励のみ。前線が不足しているが――。

 J1リーグの浦和レッズは1月12日、新体制発表記者会見をオンラインで実施し、新たに加わった選手が決意を示した。また西野努テクニカルダイレクター(TD)も取材に応じて、今後の補強について言及。「最後のピース」を探していると明かした。

 ロシア・ワールドカップ(W杯)日本代表の槙野智章、元日本代表の興梠慎三や宇賀神友弥らこれまで時代を築いた主力、さらに山中亮輔や西大伍といったフル代表経験者や田中達也、金子大毅らも退団し、大幅な“血の入れ替え”を敢行。J2で実績のある選手や、リカルド・ロドリゲス監督のもと徳島ヴォルティスでプレーした選手らが新たに加わった。

 一方、現時点では、フォワード登録はキャスパー・ユンカー、そして高卒新人の木原励のみという陣容だ。加えて、スウェーデン代表のウイング、ダヴィド・モーベルグは、日本政府の感染症対策のための新規入国停止継続の措置により来日の目処が立っていない。

 リカルド・ロドリゲス監督は昨季も江坂任を前線に配置する“ゼロトップ”の戦い方も選択していて、新シーズンもそのブラッシュアップが行われると見られる。とはいえ、ユンカーがいるのといないのでは、前線の破壊力の差は明らか。AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)もあり、勝ち続ければ凄まじい連戦が想定されるだけに、まず前線の選択肢はほしいところだ。 

 西野TDはそのあたりについて、次のように語った。

「編成については、昨年のこの時期に同じような話をしていたかもしれませんが、移籍ウインドーが開いているので、まだ完成したとは思っていません。最後のピースは(探して)、まだいま活動中です」

 Jリーグの第一の登録期間(移籍ウインドー)は4月1日まで(ちなみに第二の登録期間は、7月15日~8月12日)。1月はヨーロッパの冬のウインドーも同時に開いている。

 果たして、どのような「ラストピース」を迎え入れるのか――楽しみにしたい。

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[文:塚越始]

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