【浦和】モーベルグがビデオでメッセージ「ステップオーバーが得意」。レッズ加入決断、一番の要因は「ファンとサポーターの存在です」
ダヴィド・モーベルグ David Moberg Karlsson (Photo by Victor Fraile/Getty Images)
「ダヴィドと呼んで下さい」「カップ戦しか獲ったことがなく、リーグ戦のタイトルを掴みたい」
J1リーグの浦和レッズは1月12日に新加入選手記者会見を行い、今季新たに加わった選手たちが新ユニフォームを着て抱負を語った。そのなかでチェコ1部(フォルトゥナ・リガ)の ACスパルタ・プラハからの加入が決まっているスウェーデン代表MFダヴィド・モーベルグ(David Moberg KARLSSON)がビデオメッセージで、ファンとサポーターに向けて“決意”を示した。左利きのサイドアタッカーは、浦和行きを決めた最大の理由について、「浦和レッズのファン・サポーターの存在です」と語った。
「ダヴィド・モーベルグです。ダヴィドと呼んで下さい。プレースタイルは、スピードがあり、ドリブルが好きです。特にステップオーバーを得意としています。試合中に意表を突くようなプレーをすることもあるので、常に皆さんを驚かせるような選手だと思います」
そのように自身の“武器”について語るアタッカーは、次のように浦和行きを決めた理由を明かした。
「初めて浦和レッズについて聞いた時、満員の埼玉スタジアムでファン・サポーターが応援している映像を見ました。鳥肌が立ちました。
スタジアムの素晴らしい雰囲気が、浦和レッズと契約を結んだ一番の理由です。また以前浦和レッズに所属していた選手からクラブのポジティブな話ばかりを聞きました。
一番の理由は、浦和レッズのファン・サポーターの存在です」
新型コロナウイルス感染症の水際対策のため、日本政府の入国停止措置の継続により来日の予定は未定。1日も早い合流が待たれる。モーベルグは次のように、「タイトル=リーグ優勝」への決意を示した。
「今シーズンはタイトルを獲得するために全力で取り組みます。昨シーズンはクラブとして天皇杯を獲得しましたが、今年はACLとJリーグのタイトル獲得に向けて、全力で戦います。
私自身、カップ戦のタイトルしか獲ったことがないので、本当にリーグ優勝を掴みたいです。ファン・サポーターの12番目の支えが必要です。タイトル獲得に向けて、我々のホームスタジアムで一緒に戦っていきましょう!」
そのように、背番号「10」をつけることになった27歳のアタッカーは、ともに戦ってほしいと呼び掛けた。
モーベルグは1994年3月20日生まれ、スウェーデン出身、27歳。179センチ・74キロ。左利きのドリブラーで、右ウイングや右MFを主戦場としてきた。
これまでのキャリアは、IFKヨーテボリ(スウェーデン) ― サンダーランドAFC(イングランド) ― キルマーノック FC(スコットランド) ― FCノアシェラン(デンマーク) ― IFKノルシェーピン(スウェーデン) ― スパルタ・プラハ。スウェーデン代表として、国際Aマッチ3試合・1ゴール。
2021-22シーズン、チェコ1部13試合・2得点・2アシスト。UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)予選4試合・2得点、ヨーロッパリーグ(EL)3試合・0得点。
西野努テクニカルダイレクターによると、モーベルグは12日か13日にオランダでメディカルチェックを受ける予定。母国のスウェーデンで自主トレーニングを続けるが、いつでも来日できるようにスタンバイしているそうだ。
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[文:サカノワ編集グループ]