宮沢正史氏が中央大の監督就任。FC東京、大分、仙台、岐阜の司令塔を担ったレフティ
写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
同校OB、中村憲剛氏ともチームメイト。
中央大学サッカー部は2月10日、同校OBでFC東京、大分トリニータ、ベガルタ仙台、FC岐阜で活躍した宮沢正史氏が新監督に就任したと発表した。また佐藤健前監督は、チームダイレクターに就く。
宮沢氏は1978年4月24日生まれ、山梨県出身、43歳。琢美小、甲府東中、帝京三高、中央大を経て、FC東京に加入。左足の高精度キックを武器に、原博実監督のもと、プロ2年目の2002シーズンにボランチの主力に抜擢され、石川直宏&加地亮の強烈サイドアタックを引き出すなど一世を風靡。「攻劇サッカー」を打ち出したFC東京の一時代を、そのキックとバランス能力で支えた。さらに大分、仙台、岐阜でもプレー。ラモス瑠偉氏がそのキックに惚れて、監督時代の岐阜に呼んでいる。
指導者として、FC東京トップチームのコーチなど経験。そして今回、ついに母校の監督を務めることになった。
宮沢氏は同校公式サイトを通じて、次のようにコメントしている。
「伝統ある中央大学サッカー部監督に就任させていただきます宮沢正史です。
よろしくお願いいたします。
心から感謝の気持ちで、身の引き締まる思いです。
母校のために、責任と覚悟を持って全身全霊をかけて精進して参ります。
関東リーグ2部優勝、1部昇格を掴み取るために、心熱く愚直に金茶魂を身に纏い、一致団結し最後まで走り勝つ強く逞しい集団に築き上げたいと思います。
サッカーを通じて、学生と真摯に向き合い、寄り添い、共に闘い、『学生として心豊かな人間力』、『競技力向上し個性溢れる選手の育成』、心技体を日々成長出来るように全力で責務を全ういたします。
父母会の皆様、OB会の皆様、応援して下さる全ての皆様のご期待に添えるように、チーム一丸となり全力で闘いますので、多大なるご支援とご声援をよろしくお願いいたします」
大学時代、中村憲剛ともチームメイトだった。
どのような人材を育てるのか。とても楽しみだ。
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[文:サカノワ編集グループ]