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リバプール南野拓実にセビージャ移籍が浮上、今冬リーズ行き実現せず。CL見据えて日本代表FWに熱視線

南野拓実。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

昨年は鎌田大地の獲得も噂に。

 イングランド・プレミアリーグのリバプールFCに所属する日本代表FW南野拓実が、スペイン1部セビージャFCにリストアップされている。イタリアメディア『カルチョ・メルカート』が2月15日に報じた。

 記事は「セビージャが、1995年生まれで2024年にリバプールとの契約満了を迎えるストライカー、南野拓実をチェックしている」という短いもの。どういった情報源、ソースかは記されていない。

 ただこの一報を受けて、イギリスメディアも“現実味”について論じている。『ザ・ブート・ルーム』は、南野がリバプールの前線では7番目の立ち位置にいて、今冬のポルトガル代表FWルイス・ディアスの加入により、さらに出場機会を得ることが難しい状況にあると伝える。まだ2シーズンの契約を残しているが、選手の入れ替えや新戦力獲得の資金確保のためには退団も止む無しと見ている。

 昨季後半戦はサウサンプトンFCにレンタルされ、この冬にも、リーズ・ユナイテッドFCへの移籍の噂が浮上。ただし、そうしたなか南野は今回、レッズでの戦いに集中する、と決意したとも言われる。

 世界屈指の超一級のタレントたちとともにプレーし、今季は間違いなく戦力の一人として戦い、公式戦7ゴールを奪い、現在も全タイトル獲得の可能性を残している。その一つはなんとしてでも掴み取りたいに違いない。

 一方、やはりコンスタントに試合に出られずにいるジレンマも抱えているはず。そこで“移籍”の選択肢が出てくるのは必然でもある。

 セビージャは現在リーグ、首位レアル・マドリードから4ポイント差の2位につける。逆転優勝への望みを保ちつつ、来季のUEFA欧州チャンピオンズリーグ出場を射程圏に捉える。しかし上位5チームの中では最も得点が少なく(失点も最少)、攻撃陣の補強は必須に。そこでアクセントを加えられる南野が候補に挙がっている、ということだ。

 セビージャは昨年夏、ドイツ・ブンデスリーガ1部アイントラハト・フランクフルトの日本代表MF鎌田大地の獲得を目指しているとも報じられた。

 ユルゲン・クロップ監督は南野が着実に進化していると評価している。リバプールは来季も超ハードスケジュールが続くだけに、そのあたりもチーム作りや南野の進退にどのように影響するのか。いずれにせよ、次のマーケットでの注目株の一人となるのは間違いない。

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南野拓実が「懇願」してリバプール残留。ディアス加入も「悪い状況とは言い切れない」。現地メディア報じる

[文:サカノワ編集グループ]

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