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日本代表にほしい魅力備えた垣田裕暉、「高さ+技+闘争心」三拍子揃ったストライカーが新天地の鳥栖で初ゴール!浦和から今季初勝利を収める

今季初ゴールを決めた浦和戦後、取材に応じる鳥栖の垣田裕暉。協力:サガン鳥栖

途中出場からのゴールは、森保監督にとってはプラス査定だ。

[J1 4節] 鳥栖 1-0 浦和/2022年3月13日15:00/駅前不動産スタジアム

 J1リーグ4節、サガン鳥栖のFW垣田裕暉が後半途中出場からジャンプヘッドで移籍後初ゴールを決めて、浦和レッズに1-0の勝利を収めた。チームにとっては3引き分けのあと今季リーグ初勝利に。

 ケガなどもあって出遅れた垣田は、リーグ戦では2月19日に行われた開幕のサンフレッチェ広島戦以来となるメンバー入り。63分に宮代大聖と交代出場したあとの71分、堀米勇輝のクロスに対し、少し下がりながらヘッドでミート! コースを突いたショットで、西川周作の牙城を攻略してみせた。

 垣田は試合後の取材で、次のように振り返った。

「まずチームを勝たせることが一番。FWなので勝利に導くゴールを取れたのは、自分の中でもすごく大きいです。チームがいいサッカーをしながら、(3試合連続ドローと)負けてはいませんでしたが、こうして勝てたことで次につながっていくと思います」

「(ゴールシーンは?)(堀米勇輝から)ボールが来るなと感じましたが、動き直す時間がなく、立ち位置をキープすることを考えました。サポーターの皆さんが足を運んで来てくれているなか、まずファイトして闘わなければいけません。そのなかで勝利を届けたい気持ちを持っていて、あのゴールが取れて良かったです」

 カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選ラスト2連戦(24日オーストラリア戦:アウェー、29日ベトナム戦:ホーム)に臨むサッカー日本代表のメンバーが16日に発表される。さすがにこのタイミングでの代表抜擢は難しいかもしれない。

 ただ「高さ+技+闘争心」の三拍子を備えた貴重なストライカーだ。24歳の若さであり、徳島ヴォルティス時代には昇格を果たした2年前にJ2で17ゴール、そして昨季J1で苦しいチームで8ゴールを記録している。

 フル代表で途中出場からリズムを変えられる前線のタレントも限られる。今回、途中出場から決勝点を奪ったことは、W杯本番を見据えれば、森保一監督の構想に含まれてくる可能性も高まる。

 鹿島アントラーズからのレンタル移籍であり、上田綺世、鈴木優磨らよりゴールを決めれば、「垣田を日本代表へ」という声はさらに強まり、現実味も増すはずだ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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