幻のJ1初ゴール。なぜ中村駿の一撃はVARで取り消されたのか?福岡対鳥栖の九州ダービーはスコアレスドロー
直前のルキアンの関与について、約5分間、VARチェックで中断される。
[J1 6節] 福岡 0-0 鳥栖/2022年4月1日19:00/ベスト電器スタジアム
フライデーナイトゲームとして組まれたJ1リーグ6節アビスパ福岡対サガン鳥栖の“九州ダービー”は、スコアレスで引き分けて勝点1を分け合った。今季、福岡は7戦中4試合、鳥栖は8戦中3試合目のノーゴール。
この試合の69分、中村駿のシュートがゴールネットを揺らして、ホームチームが先制か――と思われたシーンがあった。ホームスタジアムは大きな拍手に包まれたものの、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入。そしてVARオンリーレビューにより、直前の鳥栖DFと交錯したルキアンがボールに触れたプレーにより、福岡のオフサイドのファウルと判定された。
中村はオフサイドポジションにいて、ルキアンの関与についてチェック。交錯したDFのクリアだったかなど確認されていたようで、ルキアンがボールに触ったことでこの得点シーンにつながった(オフサイドの反則)と判断された。試合は約5分間中断した。
待望のJ1リーグ初ゴールかと思われた中村をはじめ福岡の選手たちは喜びを爆発させていたがぬか喜びに。そこから再び戦いに集中するのは難しかったか、さらに迫力を生み出すことはできなかった。
前半は鳥栖、後半は福岡が主導権を握る展開となったものの、結局、両チームともに決定的なチャンスを作れず。球際での一歩も譲らないバトルが続いた博多の森の夜の熱戦は、スコアレスでの引き分けに終わった。
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[文:サカノワ編集グループ]