【鹿島】ブエノが犬飼智也から掛けられ続けた言葉「必ずチャンスは来る」
オンラインによる取材に応じた鹿島のブエノ。(C)KASHIMA ANTLERS
日本での食生活、本当は大好きなのが――。
[J1 28節] 鹿島 – 福岡/2021年9月11日18:00/カシマサッカースタジアム
J1リーグ鹿島アントラーズのブラジル人DFブエノが9月9日、オンラインによる取材に応じて、最近の自身の調子を語るとともに、これからの試合出場への意欲を示した。
千葉国際高校(現:翔凜高校)卒業後の2014年、清水エスパルスでプロキャリアをスタートさせた。そしてヴィッセル神戸を経て鹿島に加入。徳島ヴォルティスに続き、今季アトレチコ・パラナエンセからのレンタルの出戻りになる。
そのなかでも「鹿島は僕を選手として、人間として成長させてくれたクラブ。愛着があり、家に帰ってきた感じがあります。だからこそ、ここでしっかり貢献していきたいです」と、鹿島への恩返しをしたいと言う。
26歳になったセンターバックは今季まだ出場機会を得られずにいる。そうしたなか、犬飼智也の約6週間の負傷離脱もあり、その能力は高く、鹿島の救世主としての期待も高まっている。
「(犬飼らの負傷により)厳しい状況になりましたが、チーム全体でセンターバックのみならず、優秀な選手は数多くいます。みんながしっかり準備をして、要求されればその役割を果たせるように。僕のみならずチーム全体で、各ポジションの選手が結果を出していければと思います」
犬飼からは練習中も言葉で背中を押されてきたという。
「犬飼選手とは以前、一緒にセンターバックを組んだこともあります。それに彼は以前から常に、同じポジションの選手たちに『準備をしておこう。必ずチャンスは来るから』と声を掛けていました。その意識を持って、僕もトレーニングを続けてきました。週末の試合、誰が試合に出るのかは分かりませんが、僕にしても、関川選手にしても、林選手にしても、全員しっかり準備して、コミュニケーションも取っています。意思疎通もできています。この状況をみんなでリカバーしてみせます」
福岡とは徳島に在籍していた2018年、途中出場から対戦した経験のある相手だ。そして今季、鹿島がアウェーゲームで悔しい敗戦を喫したことも、しっかりインプットされている。
「アウェーで対戦した時、結果を残せなかったので、今回ホームで全員の力を合わせて勝利を掴み、一つでも上の順位に行くことを達成できればと思います」
ちなみに納豆をはじめ日本食は、好き嫌いなく食すことができる。なかでも、大好きなのは――。
「来日した最初の頃、ラーメンが大好きでした、よく食べていましたね。プロアスリートになってからは、あまり頻繁には食べなくなりましたが……(笑)」
26歳になったブエノがリーグ戦でチャンスを掴み、チームに勝利をもたらすことができるのか――。鹿島が今週末、ホームで福岡を迎え撃つ。
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[文:サカノワ編集グループ]