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【山形0-1岡山】競技規則の適用ミスか。GK後藤がバックパスを手で掻き出しレッドカード、本来は間接FKのみ

写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

ルール上の“決定機阻止”に該当せず。

[J2 8節] 山形 0-1 岡山/2022年4月3日14:03/NDソフトスタジアム山形

 J2リーグのモンテディオ山形対ファジアーノ岡山の一戦、退場者を出した山形が粘り強く戦ったものの、90+2分の木村太哉のゴールで岡山に0-1で敗れた。しかしこの試合、競技規則の適用ミスがあったと見られる。

 開始10分、山形のバックパスが自陣ゴールへ、シュートのように向かってしまう。これに対しGK後藤雅明が下がりながら横っ飛びして手でボールを掻き出して対応。するとこのプレーに対し、主審がレッドカードを提示したのだ。

 山形の國分伸太郎が下がり、控えGK藤嶋栄介が出場。そして試合は甲府の間接フリーキックで再開され、ゴールはならなかった。

 しかし競技規則上、あくまでもGKがペナルティエリア内でバックパスを手で処理した場合について、相手に間接フリーキックがが与えられることだけが記されている。それが決定機阻止=DOGSOにあたるかとは明記されていない。

 つまり、“バックパスをGKが手で扱った”状況は、等しく同じように扱われるように規定されている。

 今回は判定を間違える“誤審”と異なり、競技規則の運用ミスにあたる。

 過去に競技規則の適用ミスが起きた2018年の天皇杯2回戦での名古屋グランパス対奈良クラブの一戦では、PK戦での運用の誤りが認められ、PK戦のみ“再試合”が実施されたこともある。

 山形のピーター・クラモフスキー監督は試合後のフラッシュインタビューで、「選手たちのことはすごく誇りに思います。最後まで全てを出して、ファンのためにあきらめず勝利を掴み取ろうとする気持ちが伝わってきました。しかし一人少ない状況で、約80分を10人で戦うことは難しいものを感じました。それでもあきらめない姿勢を選手たちからは感じました」と語った。

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[文:サカノワ編集グループ]

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