前田大然がセルティック完全移籍へ「来季はより強く」。横浜F・マリノスから期限付き移籍で通算8得点、リーグ制覇に貢献
前田大然。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
18か月“不休”で、残り2試合のあと「十分な休養を取りたい」。
J1リーグの横浜F・マリノスからスコットランド1部のセルティックFCに期限付き移籍している日本代表FW前田大然が2022-23シーズン、完全移籍に切り替えて、晴れてセルティックの一員になることが確実になった。『サン』スコットランド版が5月9日に報じた。
同メディアは「前田大然が来季、完全移籍になることが確実になった」とレポート。横浜FMも昨年12月31日のレンタル移籍決定時、買い取りオプションが付帯していると公式に説明していた。
日本代表にも選ばれる高速アタッカーはこの5か月間、セルティックでリーグ戦11試合・5得点・1アシスト、公式戦通算20試合・8得点・2アシストを記録。古橋亨梧が負傷で離脱していた間、新たな前線の火付け役となって、チームにダイナミズムと勝利をもたらした。
横浜FM時代にアンジェ・ポステコグルー監督のもとでプレーしていた経験も生きた。ただJリーグから18か月の間、事実上“不休”だったため、前田自身は「僕はここにいることができて幸せです。今は休みを楽しみにしています。日本で昨シーズンの初めからプレーしています。来シーズンに向けて、十分な休養を取らなければなりません。来季はベストな状態で臨みたいです」と、リフレッシュとメンテナンスの必要性があると感じているそうだ。
シーズンは残り2試合、リーグ優勝を確実にしている。
「勝利が最も重要で、必要な結果を得られたのは嬉しいです。昨季セルティックがタイトルを獲れなかったことは知っていました。チームの結果を残すため、全てを捧げようと、ここに来ました。この移籍には満足しています。セルティックとレンジャーズの間に大きな差はなく、両チームとも切磋琢磨したレベルでプレーしています。来季はフルシーズンでより強く、より良くなっていきたいです」
1月の移籍から駆け抜けてきた。次のオフを挟み、さらに結果を残せるはずだ。自信を深めた前田だが、「でも全ては終わってから考えます」と今季ラスト2試合に集中する。
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