バイエルンがバルサFWデンベレ獲得へ。リバプールのマネは移籍金がネック!?レヴァンドフスキの後釜探し本格化
2019年に来日したバルセロナのウスマン・デンベレ。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
フリートランスファーで移籍金がかからず。
ドイツ・ブンデスリーガ1部10連覇を達成したバイエルン・ミュンヘンが、「新エース候補」の獲得に向けて具体的に動き始めた。
チームをけん引してきたポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキだが、ここに来て、FCバルセロナへの移籍の可能性が高まってきた。昨季41得点のブンデスリーガ歴代最多ゴールを記録し、今季も34試合・35ゴールで5シーズン連続となる得点王に輝いたスーパーストライカーは、『キッカー』によると、すでにクラブに対し今季限りで退団したい意向を伝えたという。
マンチェスター・シティへの加入が決まったボルシア・ドルトムントのFWアーリング・ホーランドを狙っていたバルサだが、以前からレヴァンドフスキ獲得についても噂されてきた。そしてホーランドの移籍決定を受け、33歳になるレヴァンドフスキにターゲットを絞ったようだ。
ただしレヴァンドフスキとバイエルンの契約は2023年6月まで、あと1年を残す。ただバイエルンサイドは契約解除金の条件さえ見合えば移籍に応じる考えだという。クラブにとっては歴史的な最大の功労者であり、ドイツ複数メディアも交渉も前向きに行われていると見ている。バルサは3年契約を提示している。
そうしたなか『ビルド』などドイツメディアは、ロベルト・レヴァンドフスキの後釜としてバイエルンが、リバプールFCのセネガル代表FWサディオ・マネの獲得に動いていると報じてきた。
ただし、30歳のマネはリバプールと2023年6月まで契約を結んでいて、その契約更新を優先していると言われる。
そこで『スカイ』によると、ドイツ王者はバルサの25歳になるフランス代表FWウスマヌ・デンベレ(Ousmane Dembélé)の獲得にも動ているというのだ。
何よりデンベレは今季限りで契約満了を迎えるため、移籍金なしで獲得できるメリットがある。また、バイエルンはドルトムント時代からデンベレの能力を高く評価。「バイエルンからバロンドール」が可能なタレントであり、それを実現させたいという。すでに仲介人を通じての話し合いが行われているそうだ。一方、バルセロナはデンベレに対し、新たな契約についてシーズン終了後まで待つように伝えているという。
今シーズンのデンベレはヒザのケガで序盤戦を欠場し、復帰後はリーグ戦20試合・1得点・13アシストを記録している。フランス代表27試合・4得点。
今季就任した34歳のユリアン・ナーゲルスマンのもと、バイエルンはチームとしての転換期を迎えようとしているようだ。
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