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韓国・全北監督が邦本の起用法を巡り竹島領土問題を持ち出す「いくら主張しても独島が我々の領土であるように」

全北現代の邦本宜裕。(Photo by Han Myung-Gu/Getty Images)

浦項戦でリーグ4試合ぶり出場、勝利に貢献する。

 韓国Kリーグ全北現代モータースのキム・サンシク(金相植)監督がこのほど、日本のメディアで指揮官と邦本宜裕に確執があったと噂された件について言及した。現地メディア『スポーツソウル』によると、指揮官は「(邦本が)不満を抱き、精神的に成熟できていなかったため、やむを得ずメンバーから外した」と説明した一方、全選手がスタメンでプレーしたいと思っていることに理解を示した。

 また、キム・サンシク監督がこの件について語ったコメントの中で、「いくら主張しても独島(竹島)が我々の領土であるように、気にすることはない」と、韓国による事実上の実効支配が行われる竹島の領土問題を持ち出している。そのうえで邦本をメンバー外にしたことについて、「監督として様々な部分を考慮し、メンバーから外しました。絶対に誤解しないでほしい」と語っている。そのインタビュー記事が出たタイミングがアジアチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ(GS)期間中の横浜F・マリノス戦前のタイミングだったこともあり、チーム内に動揺を走らせる意図があったのではないかとも推察している。

 邦本は5月18日に行われた浦項スティーラース戦でリーグ4試合ぶりに先発フル出場し、1-0の勝利に貢献。試合後の記者会見では、「コンディションの良い選手が出場するのは当然。十分に理解している。久しぶりにチャンスを掴めて良かったです。これもサッカーの一部」と語ったそうだ。

 邦本は1997年10月8日生まれ、福岡県出身、24歳。175センチ・77キロ。浦和レッズユースを経て、アビスパ福岡に加入。その後、慶南FC、全北現代でプレーしてきた。今季はACLのGSで横浜FM戦など3試合に出場している。

 今回の同メディアの記事はサイトから一旦削除されたようだが、複数のニュースサイトに配信されている。

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