【日本代表 採点】ブラジル戦、最高点「４」は三笘薫と権田修一。最低点「１」は南野拓実ら４人に

及第点「３」以上は途中出場を含め７人。田中碧「自分のせいで負けた。ただ…」

[キリンチャレンジ杯] 日本代表 0–1 ブラジル代表／2022年６月６日19:20／国立競技場

▼採点の見方
ポジション
背番号 選手名　採点
寸評
※通信簿にちなみ５段階評価で採点。
「５」が最高、「１」が最低。
対象は原則プレー時間20分以上。

【日本代表：ブラジル代表戦]

■先発■
GK
12 権田修一（清水） 4
度重なるセーブに加え、守備陣と連係してのポジショニングで防いだシュートも多かった。

DF
5 長友佑都（FC東京）(▼81分) ３
右サイドバックのオプション起用。及第点ではあるものの、何度かボールにアタックに行けずラインを下げてしまい、立ち上がりや劣勢時に押し込まれた。

4 板倉滉（シャルケ→マンチェスター・C） ３
パラグアイ戦はアンカー、今回センターバックに入る。ネイマールらに体を張った守備でシュートブロック。森保一監督も「貢献度は高かった」と評価。

22 吉田麻也（サンプドリア） ３
やや引いて対応し、立ち上がり１分で食らったポスト直撃弾は反省材料。クサビのパスなど放つまでのテンポが遅く、攻撃のスイッチをなかなか入れられなかった。

20 中山雄太（ズウォレ）２
ボールを受けてから次のプレーを判断。そこで常に時間がかかっている。特に三笘、南野へのフォローで、効果的な役割を果たせなかった。

MF
6 遠藤航（シュツットガルト）３
１対１での耐える力は互角だったが、そこにパワーとスピードが加わった相手に苦戦。PKを与えたプレーは厳しい判定だったと言えるが、W杯本番であれば明暗を分けるワンプレーに。

8 原口元気（ウニオン・ベルリン）(▼HT)　１
守田の負傷とパラグアイ戦での活躍が買われてインサイドハーフに抜擢。しかし低い位置でのプレーに持ち込まれると、プレスも掛からずチームに貢献できず。高い位置に張り出せないと、持ち味を生かせない。

10 南野拓実（リバプール）(▼73分)　１
２本ほどボールを持った際に沸かせたが、左サイドにいることでのプラスをもたらせなかった。

17 田中碧（デュッセルドルフ）(▼81分) １
自らの間合いでプレーやパスを試みるが、そこから次の展開につながらず。ボールロストが続き、失点につながるPKにも絡んだ。快適にプレーしようとしている印象だが、泥臭さが求められるポジションであり一戦だった。「自分のせいで負けた。ただ、そこにいつかは追いつけるのではないか。その感覚を得られたことが収穫に」

14 伊東純也（ゲンク）(▼73分) ２
アジア予選のようにいかなかったとはいえ、何度かラインの背後を突き、王国相手にチャンスになりかけたのはプラス材料。ただしチームとして、アジア予選同様“伊東の突破頼み“”の戦術のままＷ杯に向かうのは危険だという、チームの現実も突き付けられた。

FW
19 古橋亨梧（セルティック）(▼67分)  ２
シュート１本に終わる。味方の援護を得られなかったこともあるが、下がってボールを受けようとした時も狙われ「起点」になれず。オフザボールでは動きを止めずスペースを突き続けたことで評価「２」にしたが、やはり何かしらインパクトがほしかったポジション。

▼交代出場
MF
9 鎌田大地（フランクフルト）（▲HT） ３
ボールに触れる機会が限られたが、どのエリアでもボールの収めどころになる目処が立ったのは収穫だ。吉田らに要求する場面が目立った。これまでの「主力組」との相性が今後のポイントに？

FW
24 前田大然（セルティック）（▲67分）２
鎌田なのか、田中なのか……その超人的スピードを引き出すパートナーがほしい。

MF
15 三笘薫（ロイヤル・ユニオン・サンジロワーズ）（▲73分）４
この日の国立を最も沸かせた。エデル・ミリトンに封じられたとはいえ、明らかにアクセントを与え、あわやPK獲得か（審判によってはファウルだったのではないか）というシーンも作った。

MF
21 堂安律（PSV）（▲73分）１
“悪い時の堂安”が顔を覗かせ、何とか打開を試みたものの独力頼みに。しかも田中との連係から、PK献上に絡んでしまった。

MF
７ 柴崎　岳（レガネス）（▲81分）―
相手は逃げ切りOKの戦いを選択。それだけにフリーでパスを散らせた。ただ、絶対的なフリーキックのキッカーなどでなければ、Ｗ杯本番での起用法のイメージがあまり浮かばない印象。

DF
2 山根視来（川崎）（▲81分）―
柴崎とともに最後に投入されたが、期待された厚みを与える攻撃は実現できず。

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