【日本代表 採点】ガーナ戦、MOMは三笘薫で最高評価「5」。好評価「4」は4人。久保建英ら及第点が最多に
[MAN OF THE MATCH]三笘薫(日本代表)
先発した攻撃面では、三笘が突き抜けていた、と言える内容に。
[キリンカップ] 日本代表 4–1 ガーナ代表/2022年6月10日18:55/ノエビアスタジアム神戸
「キリンカップサッカー2022」日本代表が山根視来、三笘薫、久保建英、前田大然のゴールで、ガーナ代表に4-1の勝利を収めた。14日の決勝は、ガーナとともにカタール・ワールドカップ(W杯)出場国であるチュニジア代表とパナソニックスタジアム吹田で対戦する。
日本代表の採点・寸評は次の通り。
▼採点の見方
ポジション
背番号 選手名 採点
寸評
※通信簿にちなみ5段階評価で採点。
「5」が最高、「1」が最低。
対象は原則プレー時間20分以上。
【日本代表:ガーナ代表戦]
■先発■
GK 1 川島永嗣 3
枠内シュート1本で1失点。日本が今シリーズ、ミスからミドルでの失点が続くことを問われ、「一つ目にミスが起きたあと、二つ目でどのようにカバーするか。ただ、正直、例えばW杯の4、5試合連続で完璧に守備を抑えるのは難しく、状況ごとの対応の質を上げていかなければいけない」と語る。
DF 2 山根視来 4(▼85分)
インナーラップから1得点、中央へのミスパスで1失点。昨年の韓国戦以来の得点で、右サイドから崩すゴールへの道を示し、全体としては好アピールに成功した。
DF 22 吉田麻也 3(▼HT)
谷口とのセットの安定感が一段階増したのは、チームにとって収穫。
DF 3 谷口彰悟 4
パスの絶妙な緩急で相手を困らせ続けていた。山根、田中、板倉……(さらに守田も)フロンターレ勢が絡むと、その嫌らしさがさらに増す。
DF 26 伊藤洋輝 3
パラグアイ戦のようなロングキックやスピードを見せつける機会はなく、パスの呼吸が合わないなどのミスもあった。一方、セットプレー時にその高さで脅威を与えるなどプラスももたらした。
MF 6 遠藤航 3(▼69分)
3試合連続先発とありやや疲れもあってか反応が遅れる場面も。それでも危険になりそうな場面を先に察知し、遠藤一人で相手二人・三人を見て対応するなど、まさに日本のアンカー(碇)となった。
MF 11 久保建英 3
待望のフル代表初ゴールを奪取。山根の先制点の起点にもなった。「結果」を残せたのは何より大きい。一方、周囲へのサポートがやや遅く、自らが生きようとするものの周囲を助けられずにいた印象も。
MF 15 三笘薫 5(▼80分)
[MAN OF THE MATCH(マン・オブ・ザ・マッチ)]
立ち上がりに1対1を封じられた相手に、その後再び挑んでいき打開。そこから主導権を握り、1得点・1アシストを記録した。日本と同等あるいはそれ以上で、かつコンディションの良い相手に、どれだけできるか見てみたい。
MF 21 堂安律 3(▼69分)
山根の先制点をアシスト。しかし“上田の活かし方”を周囲と共有できずにいた印象で、独力での打開が増えて次第に相手に読まれ、ブラジル戦に続き逆襲を食らう起点になりかけた。
MF 7 柴崎 岳 3
左クロスで上田のヘディングによる決定機を作り出し、あらゆる方位にパスを放って的を絞らせず、そのテクニックのベースの高さを改めて示した。とはいえ、W杯本番でここまで主導権を握れる展開は想定されにくく、柴崎活用法がまだ見えてこない。
FW 25 上田綺世 3(▼80分)
彼を基準点に2列目、さらに山根も飛び込むなど、勝利に導く役割をした。ただ個人としては、決定的なシュート、完璧なポストプレーなどあったが、求められていたゴールに直結する仕事、そしてインパクトを残せなかった。
■交代出場■
DF 4 板倉滉 3(▲HT)
3バックのストッパーでもプレー。守備のポリバレントとして、より一層目処が立った。
MF 14 伊東純也 4(▲69分)
ギャップ&背後を突いた動き出しのクロスから、前田弾をアシスト。伊東―前田のラインが開通したのは日本の“武器”に。最後はウイングバックでもプレー。
MF 17 田中碧 3(▲69分)
前線をサポートしながら、勝利へと導いた。相手の集中が切れメンバーが変わっていたなかではあるが、ハイプレッシャーも効いていた。
FW 24 前田大然 4(▲80分)
ついに国際Aマッチ初ゴール。背後にスペースがあれば、どのようなレベルまで通用するのか――。ここからW杯本番までが楽しみだ。
FW 10 南野拓実 ―(▲80分)
3バックへのシステム移行後は中央よりでプレー。ボールを持つと敵がどんどん食い付いてくるのを、もっと上手く利用したい。
DF 20 中山雄太 ―(▲85分)
左ウイングバックに入り、3-5-2のような形で締めくくった。
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