【神戸】柏戦、PK判定に再び“執拗な抗議”。先月の湘南戦では罰金処分を受けたが…

微妙な判定ではあるが、OFRを経ての最終決定に対しても。

[J1 17節] 柏 3-1 神戸／2022年６月18日19:03／三協フロンテア柏スタジアム

　ヴィッセル神戸がJ1リーグ17節の柏レイソル戦、橋本拳人のゴールで先制しながらもそのあと３ゴールを奪われて逆転負けを喫した。

　１-１で迎えた41分だった。柏のFW戸嶋祥郎がペナルティエリア付近で、神戸DF菊池流帆のチャージによるファウルを受けたとして、主審は直接FKを柏に与える。

　主審は菊池にイエローカードを提示。そこで神戸の選手たちは主審に猛抗議をする。

　ただそこで主審はVAR（ビデオ・アシスタント・レフェリー）と交信し、OFR（オン・フィールド・レビュー）に。ファウルがPK内であると確認され、PKが宣告されたのだ。

　この判定にさらに不満を募らせた神戸の７選手が主審のもとへ。アンドレス・イニエスタが柏の選手と揉み合う一幕もあった。

　そして主審は大﨑玲央らに判定について説明し、ようやくPKでプレー再開。45＋１分、このキックをマテウス・サヴィオが決めて、ホームチームが逆転した。そのPKの直後にも菊池が主審に詰め寄る場面が見られた。

　そして後半に入り、65分、武藤雄樹がゴール。柏がさらにリードを広げてみせた。

　神戸は５月21日に行われた湘南ベルマーレ戦、ラストプレーでアンドレス・イニエスタが劇的同点ゴールを決めたかと思われたが……。直前で武藤嘉紀の腕にボールが当たっていて、ハンドの反則により無効に覆った。そこで主審に対し複数の選手が執拗に抗議。Jリーグ規律委員会は「見苦しい抗議を執拗に繰り返し行った」として、後日、神戸に対し50万円の罰金処分を下していた。

　今回も微妙な判定だったとはいえ、神戸の抗議によって、試合再開までかなりの時間を費やした。しかも湘南戦に続き、主審を５人以上で詰め寄っての抗議である。Jリーグ規律委員会から再び処分が下される可能性もある。

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