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【浦和】リンセンがリーグ戦デビュー、ユンカーとの連係から決定機2回。リカルド監督「チームにプラスを与えてくれる存在」。広島に敗戦、2戦連続4失点

浦和のリンセン。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

「推進力をもたらし、チームに勢いをもたらしてくれた」

[J1 31節] 広島 4-1 浦和/2022年10月1日15:00/エディオンスタジアム広島

 J1リーグ31節、浦和レッズはサンフレッチェ広島戦に1-4で敗れた。直近のルヴァンカップ準決勝セレッソ大阪との第2戦に続く4失点大敗。

 リカルド・ロドリゲス監督が試合前日の記者会見で「プレス、ゴール、コンビネーションと、私がフォワードに求めるものを揃えています」「残り5試合に絡んでチームに順応し、そのなかでパフォーマンスを発揮してもらいたい」と語っていたオランダ人FWブライアン・リンセンが、この試合でケガから復帰してベンチ入り。0-2となった63分、キャスパー・ユンカーとともに途中出場し、J1リーグデビューを果たした。

 0-3で迎えた75分には、ユンカーのラストパスを受けて、右足とヘッドで2本立て続けにシュートを放ったが、いずれも大迫敬介のビッグセーブに阻まれる。直後、大久保智明のクロスをヘッドですらし、柴戸海の意地の1点をアシストしてみせた。

 リカルド監督は試合後の記者会見で、リンセンについて「彼はまだ先発できるコンディションではないため、途中出場になりました。状況が状況だったので、予定より長くプレーしましたが、推進力をもたらし、チームに勢いをもたらしてくれました。キャスパーもチームにそれを与えてくれました」と、敗戦のなかでの光明を挙げた。

 ACL(アジアチャンピオンズリーグ)での消耗とその反動、このインターナショナルマッチウイーク……そういった点を指揮官は不調の要因の可能性に挙げ、「ここから全員で立ち上がって次に進んでいけるようにしたい。ブライアンはチームにプラスを与えてくれる存在。こういった暗い状況の中から抜け出していけるように、彼も貢献し、チーム全体として戦っていければと思っています」と期待を寄せていた。

 浦和リーグ戦9勝13分8敗の勝点40で暫定9位。今季は残り4試合、8日にはホームで同8位のサガン鳥栖と対戦する。

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