【移籍情報】ライバルクラブ前会長が川崎FWマルシーニョの“アル・アハリ獲得発表”、一方「契約に至らない可能性」も
川崎のマルシーニョ。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
エジプトメディアが報じる。リーグ開幕を控え、マーケットは過熱中。
エジプト1部(プレミアリーグ)のアル・アハリが、J1リーグ川崎フロンターレのブラジル人FWマルシーニョ(Marcinho)の獲得を目指している“移籍騒動”に動きがあった。
エジプトメディア『El Aosboa』は10月3日、マルシーニョの移籍が実現しない可能性が高まっていると報道。アル・アハリは移籍金150万ドル(約2億1000万円)の2回分割支払いで条件提示したが、川崎からは200万ドル(約2億9000万円)の1回払いでなければ受け入れられないと伝えられたという。すでに3人の新戦力を獲得しているアル・アハリはこの条件では獲得が難しいと伝えている。
一方、『Sada El Balad』は10月4日、エジプト1部スムーハSCの前会長であるエジプトの実業家のファラジ・アメール氏が、フォロワー80万人いるフェイスブックで、「Jリーグ出身のマルシーニョがエジプトにやって来る。アル・アハリと3年契約を結びます」と記したことを報じている。影響力のある人物なだけに、この発信が同国で話題を集めている。
さらに同氏はツイッター(@FaragAmer_)で、この交渉を破談させようと「偽の証券会社」が間に入って、川崎に対しクラブ希望額の約2倍の移籍金で獲得レターを送ったため、混乱をきたしていると伝えている。ただ、「それは安いトリックだ」として、48時間以内に契約に至るとも見ている。
リーグ最多42度の優勝を誇る名門アル・アハリの首脳陣としては、3シーズンぶりのタイトル獲得へ、なんとしてもこのウインガーを欲している。しかし正式契約には至っていないという状況と見られる。
マルシーニョは今季これまでリーグ26試合・9得点・4アシスト、公式戦通算36試合・12得点・5アシストを記録している。エジプトリーグは10月16日の開幕を控え、現在、マーケットが過熱している最中だ。
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