【ルヴァン杯 決勝】VARで二度大きなジャッジ。ヨニッチ退場、鳥海晃司ハンド…広島ソティリウAT2ゴールでC大阪を下し大逆転優勝
広島のFWソティリウ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
9度目のファイナル挑戦で、ついにカップ戦タイトル獲得!
[ルヴァンカップ 決勝]C大阪 1-2 広島/2022年10月22日13:05/国立競技場
JリーグYBCルヴァンカップ決勝、サンフレッチェ広島がピエロス・ソティリウのアディショナルタイムの2ゴールで、セレッソ大阪に2-1で逆転勝利を収め、初優勝を果たした。
先制はC大阪。53分、日本代表DF佐々木翔のバックパスのミスを加藤陸次樹がカット。そのまま持ち込んで、シュートを突き刺してみせる。
そこから広島が猛反撃。先週のヴァンフォーレ甲府との天皇杯決勝でもゴールを決めているレフティ川村拓夢の決定的なヘディングシュートを放つもののGKキム・ジンヒョンの正面に。そして79分、ポストプレーで競り合ったナッシム・ベン・カリファに対し、起き上がったヨニッチの振り上げた拳が顔面に当たる。するとVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)とOFR(オン・フィールド・レビュー)を経て、ヨニッチが退場処分に。
これがこの試合の分水嶺に。
数的優位に立った広島は、攻撃的なカードを切って、さらに攻勢をかける。そしてアディショナルタイム、再びVARとOFRを経て、鳥海晃司のハンドのファウルでPKを獲得。90+6分、これをキプロス代表FWソティリウが冷静に決めて、ついに1-1に追い付く。
そのまま勢いをつけた広島は90+11分、満田誠のコーナーキックをソティリウが再び決めて、大逆転で優勝を果たした。広島は天皇杯を含め、9度目のカップ戦ファイナル挑戦で、ついにタイトルを獲得した。
【注目記事】
・元日本代表FW工藤壮人が逝去。テゲバジャーロ宮崎が発表、二村社長「無念で残念でなりません」
・【J全57クラブ】スポンサー収入ランキング。1位浦和「約39億円」、2位名古屋、3位柏…広島が神戸を上回る。大宮は全体8位、今治が健闘33位