金明輝氏が町田ヘッドコーチ就任。パワハラ行為による処分から活動再開
金明輝氏。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
「共にJ1昇格に向けて戦えることを心から嬉しく思います」
FC町田ゼルビアは11月14日、2023シーズンのトップチームのヘッドコーチに前サガン鳥栖監督の金明輝氏が就任することが決定したと発表した。
金氏は次のようにクラブを通じてコメントしている。
「この度、ヘッドコーチとして加入することになりました金明輝です。 『サッカーどころ町田』に、まさに当てはまる最高のサポーター。 そしてFC町田ゼルビアという素晴らしいクラブで、共にJ1昇格に向けて戦えることを心から嬉しく思います。 チームが掲げるJ1昇格という目標を勝ち得るため監督・選手・スタッフと共に戦っていきます。FC町田ゼルビアに関わる全ての皆様、よろしくお願いいたします」
金氏は鳥栖時代、トップチームの選手のみならず、スタッフ、高校生(ユース)へのパワーハラスメント行為が発覚し、2021年12月、Jリーグから8試合の出場停止、鳥栖にも罰金300万円の処分が下されていた。また、日本サッカー協会(JFA)からは指導者ライセンスの降格処分も下されていた。
今回、町田で活動を再開させることになった。町田は青森山田高校の黒田剛監督の来季トップチーム監督就任も決定している。
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