【ドイツ紙】W杯日本代表戦へ「この相手を恐れる必要なし」。CKの守備は「脆弱」と指摘

サカノワスタッフ

2022年11月19日

カナダ戦で途中出場した日本代表の鎌田大地。 (Photo by Martin Dokoupil/Getty Images)

「ドイツ代表と似ている」とやや“自虐”も…余裕ありの様子。

[カタールW杯 GS1節] ドイツ – 日本／2022年11月23日16:00（日本時間22:00）／ハリーファ国際スタジアム

　カタール・ワールドカップ（W杯）は11月20日（日本時間21日1:00）、グループAのカタール対エクアドル戦で開幕する。一方、グループＥの日本代表は23日（日本時間22:00)、ドイツ代表戦で初戦を迎える。FIFAランキングはドイツ11位、日本24位。

　直近の親善試合、ドイツ代表は16日にオマーン代表に1-0勝利、そして日本は17日にW杯出場国であるカナダ代表に1-2で逆転負けを喫した。

　するとドイツ最大部数を誇る大衆紙のタブロイド『ビルド』は、この日本代表の試合を受けて、「ハンジ（フリッツ監督）、この相手を恐れる必要はない」と題したレポートを掲載した。

「ドイツ代表と似ている」として、直前のテストマッチは不甲斐ない出来だった、とやや自虐的ではある。ただし、やはり過去３回世界王者になっていることもあり余裕の様子だ。

「ワールドカップのリハーサルマッチ、日本は36年ぶりの出場となるカナダに対し、あらゆるラインのレベルが低く、土壇場での失点で敗れた」

「フライブルクの堂安律、シャルケの吉田麻也、そして日本のスターであるフランクフルトの鎌田大地が後半途中から出場したが、何も変えられなかった」

「ハンジ、特にコーナーキックは練習をしておくべきだ。セットプレーは脆弱すぎる」

　そのように日本代表がカナダのスティーブン・ビトリアに先制点を決められた場面を扱っている。

　日本がどのようなメンバーで臨んでいたのか、主力が不在であったことなどは触れていない。基本的に、そこまで日本代表に関心がないことも感じられる。

　またコスタリカ代表も、イラク代表とのテストマッチがドタキャンに。イラク入国の際、アメリカ入国を拒否される可能性があるためパスポートに入国スタンプを押さないよう伝えて調整してきたが、到着後の審査官がそれでは認められないと拒否。そのためイラク入国を止めて、試合もキャンセルされた。

　そういったことを踏まえ、同メディアは、「グループＥは、どの国も（まだ）上手くいっていないようだ」と伝えている。

　日本が一泡吹かせるチャンスは十分ありそうだが――。