【浦和】17歳最年少弾の早川隼平、スコルジャ監督が評価「明るい未来が待っている」
浦和のスコルジャ監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
「初めて練習に参加した時、スタッフ全員が彼を好きになった」
[ルヴァン杯 GS4節] 浦和 1–1 湘南/2023年4月19日19:30/埼玉スタジアム
ルヴァンカップのグループステージ(GS)4節、浦和レッズは湘南ベルマーレと1-1で引き分けた。浦和のマチェイ・スコルジャ監督は試合後の記者会見で、初めて組む選手が多かったこともあり、「ピッチ上の共通言語がないような形で進んでしまった」と振り返った。一方、17歳4か月14日で公式戦クラブ最年少ゴールを決めた早川隼平(HAYAKAWA Jumpei)について、「ハードワークを怠らず性格もよく技術的スキルも高いです。明るい未来が待っていると思います」と評価した。
「非常に悪い形でスタートしてしまいました。早い時間帯に失点し、そのあとゲームのリズムを作れませんでした。全体がナーバスになってしまい、(ホセ)カンテ、(早川)隼平と今回初めて先発した選手がいたこともありましたが、ピッチ上の共通言語がないような形で進んでしまいました。
前半は私たちがボールをキープできていたものの、決定機を作れませんでした。そうしたなか(43分に)才能豊かな隼平がいいパフォーマンスを見せ、ゴールを決めてくれたことは良かったです」
そして後半は複数の狙いを持ったなか、勝利を目指したという。
「後半は5人交代しました。体調不良から戻ったブライアンは起用したいと思っていました。またACL決勝に向けて、何人かチェックしたいと思っていました。
とはいえ、今日の目的は勝点3を獲得すること。言い訳はしたくありません
後半は湘南が決定機を多く作っていきましたが、鈴木彩艶がまたも高い能力を見せてくれました。1ポイントを得られましたが、これではまだ足りません、残り2試合で決勝トーナメント進出を決めたいです」
浦和はこのGS、4引き分けで勝点4。グループ4位ではあるが、首位の湘南とは2ポイント差であり、十分逆転できる位置につけている。
また、クラブ最年少での得点を決めた早川について、スコルジャ監督は「初めて練習に参加した時から、スタッフ全員が彼を好きになりました。ハードワークを怠らず性格もよく技術的スキルも高いです。明るい未来が待っていると思います」と、笑みを浮かべて評価していた。