【浦和】天皇杯・山形戦へスコルジャ監督「1試合4点取れる」、あのストライカーを警戒
山形戦へ抱負を語った浦和のスコルジャ監督。(C)SAKANOWA
酒井宏樹の欠場を明言、右SBの人選が注目点の一つに。
[天皇杯 3回戦] 山形-浦和/2023年7月12日19:00/NDソフトスタジアム山形
浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督が7月10日、オンラインによる取材に応じて、12日に行われる天皇杯3回戦のモンテディオ山形戦に向けた抱負を語った。
FC東京戦で左肘を脱臼した酒井宏樹だが、指揮官はこの試合の欠場を明言。今後を見据えて、右サイドバックの“争い”をポイントの一つに挙げた。
「母国での経験からも、カップ戦でのカテゴリーが下のチームとの対戦は毎回難しいものになります。日本でも同じことが言えます。ルヴァンカップの清水エスパルス戦、天皇杯の関西大学戦は、いずれも難しい試合でした。天皇杯では集中を切らさず戦わなければいけません。昨シーズンもJ2のチームが優勝しています。できる限り良い準備をしてこの挑みたい。非常に重要な試合で、タフなものになります」
そして山形の印象について、次のように語る。
「特にホームで危険なチーム。昨日の試合(ジュビロ磐田戦、1-3で敗戦)を見ましたが、前半は拮抗し、0-2の状況からゴールのチャンスを作っていました。藤本(佳希)は1試合で4点を取れます。気をつけないといけません。分析担当からは、何人かはセーブし、この天皇杯で起用されるのではないかとコーチングミーティングで報告がありました」
リーグ戦との連戦になるため、浦和は控えに回る選手のターンオーバーでの起用が濃厚だ。そして指揮官は前日練習を終えたあと、メンバーを決めると明かした。
「まず(酒井)宏樹がプレーできないため、そのような(サブに回っていた)立場の選手が入ってきます(馬渡和彰、堀内陽太を候補に挙げる。FC東京戦では荻原拓也がプレー)。血液検査の結果を見て、データや状態を見て、明日(11日)の練習後に誰をメンバーに入れるか最終的に決めたいです」
関連記事>>【浦和】スコルジャ監督が安部裕葵に期待「チームが必要としていたタイプ」。酒井宏樹の状態は…
加えてスコルジャ監督は「山形の順位はJ1昇格の可能性があるところから勝点9差。そういう状況のなかで、天皇杯を全力で戦う可能性もあると思っています」とも警戒していた。
また、外国籍選手について。アレックス・シャルクが負傷でリハビリ中である一方、「これまであまり出ていなかった外国籍選手がプレーする可能性はあります」と、ブライアン・リンセンらのメンバー入りを示唆した。