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【浦和】歓喜の輪で小泉佳穂が左目負傷「ほぼ見えない状況でしたが、意外とプレーできました」

小泉佳穂。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

珍しい試合中断。シャルクの衝撃弾の影響がそんなところにも…。

[ルヴァンカップ準々決勝 第1戦] G大阪 0-1 浦和/2023年9月6日19:03/パナソニックスタジアム吹田

 ルヴァンカップ準々決勝・第1戦、浦和レッズが後半開始15秒でのアレックス・シャルクの無回転ミドル弾で、ガンバ大阪に1-0の勝利を収めた。第2戦は10日、埼玉スタジアムで行われる。

 ムードメーカーでもあるシャルクは5月10日のリーグ10節サガン鳥栖戦以来、公式戦23試合ぶりの先発出場で結果を残した。この試合には、サブ組として共に紅白戦でチームを組み、そこで常に前向きに取り組み、気さくに振る舞ってきた普段からの姿勢を知るチームメイトも多かった。

 加えて、「ブレダの爆撃機」と称されただけある圧巻の一撃とあって、シャルクへの祝福はやや手荒に。レッズの17番がもみくちゃになっている時、“事件”は起きた。

 歓喜のハイタッチをしていた際、荻原拓也の手が小泉の左目の付近に当たり、小泉は転倒。しかも小泉のつけていたコンタクトレンズが取れてしまい、目の下の部分を少し打撲してしまった。

 プレーとは関係ないところ……しかも歓喜の輪で「負傷者」が出て、試合が中断されるという珍しいシチュエーションに。小泉は一旦ピッチから退いたあと、プレーへの支障はないと確認されたあと、改めて戦列に戻った。

 その後小泉は69分に交代している。

 小泉は試合後「見ての通りです……」と内出血している左目の下を見せ、「後半は片方の目がほぼ見えない状況でした。でも、意外とプレーできました」と冷静に振り返っていた。一方、荻原はその痛々しい表情もあって小泉に申し訳ない気持ちが強く、「だいぶ気持ちを引きずってしまいました」と語っていた。

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「蹴った瞬間、決まると思った」というシャルクのある程度コントロールしての痺れる決勝ゴール。いろいろなところで、衝撃を与える一撃になった。

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