【移籍】レアル・マドリードはエムバペからオシムヘンに方針転換?
パリSGのエムバペ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
今最も欲されているのはベンゼマの抜けた「9番タイプ」。
スペイン1部レアル・マドリードは近年の傾向として、冬の放出を抑えてチームの結束力を高めながらシーズン終盤へと突き進み、そして夏の移籍マーケットで選手を入れ替えるというサイクルで、しっかりタイトルも獲得してきた。現在は他クラブの冬の市場での動向を踏まえつつ、2024-25シーズンへの陣容を構想する時期に差し掛かってきたと言える。
レアル・マドリードが最優先に獲得を考えていると噂されてきたフランス1部パリ・サンジェルマンに所属するフランス代表FWキリアン・エムバペだが、聞こえてくるのは『憶測』だけ。結局年明け一気にレアル・マドリード加入が決まることもなかった。本人もまだ新シーズンに関する話し合いを一切していないと、様々な噂を否定している。
そうしたなか『フットボール・トランスファー』は1月11日、レアル・マドリードの上層部の中には、エムバペの獲得について反対している人もいると報じた。また、レアル・マドリードの「関係者の話」として、ナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンが、エムバペ以上に、より良い選択肢に挙げられているという声もあると伝えている。
白い巨人が欲しているのは、カリム・ベンゼマの抜けた「9番」タイプのストライカーであり、「オシムヘンはよりスタイルが近い」と見ている。今季これまでセリエA13試合・7得点・2アシスト、UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ(GS)4試合・1得点・1アシストを記録。生粋のセンターフォワードタイプであり、確かにレアル・マドリードの最前線に起用された場合、どのような輝きを放つのか興味深い。強力なピースになることは考えられる。
一方、イングランド・プレミアリーグのチェルシーFCが、そうした周囲の動きを受けて、この1月のマーケットで獲得を目指していると言われる。
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ロス・ブランコスも、数年後、本当にマンチェスター・シティのノルウェー代表FWアーリング・ハーランドを狙いに行く場合には、このオシムヘンの話もあくまで噂に止まるかもしれない。ただエムバペより、むしろオシムヘンが今必要では、という声があるのは確かに理解できるところだ。