【移籍】エムバペはパリSG残留?「はい、残ります」レジェンドが明かす頷ける理由とは
パリ・サンジェルマンのフランス代表FWエムバペ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
「彼らはキリアンが傍に置きたがっていた友人たちじゃないか」
2024年1月に突入し、FIFA(国際サッカー連盟)の移籍ルールにより、フランス1部パリ・サンジェルマンに所属するフランス代表キリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)はあらゆるクラブとの交渉が可能になった。“三度目の正直”でついにスペイン1部レアル・マドリードへのフリートランスファーでの加入が実現するのだろうか!?
その白い巨人への仲間入りが確実視されるものの、レアル側も、エムバペ側も、これまで一切の交渉は行われていないとそれぞれ主張してきた。
そうしたなか、元パリSGの選手・監督であるルイス・フェルナンデスが「beIN SPORTS」の『フットボール・ショー』で、可能性としてまだ残るエムバペの「パリSG残留」を予言。スペインメディア『アス』によると、PSGのレジェンドは次のように語ったそうだ。
「はい、彼はパリ・サンジェルマンに残るでしょう。クラブ会長が率先して話しているのを聞くと……キリアンが試合後に同じように契約について話しているのを見ると……そしてパリSGがこの新たなテクニカルチームに投資しようとしているのを見ると……」
そう語ったうえで挙げた理由が、少し頷ける内容となっている。
「(パリSGは)ランダル・コロ・ムアニ、デンベレを迎え入れている。彼らはキリアンが傍に置きたがっていた友人たちじゃないか。だからキリアン・エムバペは来シーズンもパリ・サンジェルマンに残ると思うんだ」
エムバペが“強化担当”のように、フランス代表のチームメイトを引き入れてきた。それだけに、彼も責任を負い、パリに残るだろうと予想していたのだ。何よりその仲間たちとともに、UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)制覇を目指したいのではないかと見ている。
エムバペとパリSGの契約は2024年6月まで。1年間の延長オプションが付帯されているものの、エムバペサイドはその権利を行使するとは、これまで発表していない。そのため契約満了の半年前にあたる今年1月から、全クラブがエムバペサイドとの交渉が解禁された(とはいえパリSGが交渉できないというわけではない)。
年明けにエムバペがレアル・マドリードと合意に至ったという噂が飛び交った。しかし『RMCスポーツ』は1月8日、「キリアン・エムバペの側近によれば、キリアンの今後についての合意は一切ない。特にそれに関する議論も始まっていない。キリアンの議論、熟考、決断のタイミングに、いかなる影響を与える可能性はない」と報じていた。
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それでもレアル・マドリードがリードしていると言われる。ただし白い巨人も戦力的に現在、エムバペを欲している状況にないとも捉えられる。そうしたなか、イングランド・プレミアリーグのリバプールFC、アーセナルFCも獲得を検討していると噂されている。