【移籍】エムバペがパリSG会長と「密約」?レアル・マドリード行き決断の場合、128億円の大金を放棄か
キリアン・エムバペ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
時間が経つごとに、レアル行きの可能性が高まる!?
2023-24シーズンで契約満了を迎えるフランス1部パリ・サンジェルマンに所属するフランス代表FWキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が、果たしてフリートランスファーとなって来季スペイン1部レアル・マドリードに移籍するのか。あるいはパリSGに残留し、新たな契約を更新するのか。注目が集まるなか、パリSGのナーセル・アル=ヘライフィー会長がエムバペと「密約」を結んだ――とスペインメディア『マルカ』が報じた。
FIFA(国際サッカー連盟)のルールにより、昨年12月までは所属しているパリSGがエムバペと契約交渉する優先権があった。そして契約満了の半年前となる今年1月からは、全てのクラブが交渉可能になった。もちろん、パリSGが交渉できないというわけではない。
とはいえエムバペがPSGと新たな契約を更新せずにいるのもまた紛れもない事実である。2月中旬に差し掛かろうとするなか、時間が経つほど、レアル・マドリード加入の可能性が高まっているという見方もできて、現地もそわそわしてきた。
『マルカ』英語版は2月7日、「エムバペとアル=ケライフィのPSG退団の密約(secret pact)」と題したレポートを掲載。エムバペは「善意の表れ」として、パリSGと新たな契約を結ぶのか、それとも去るのか、その最終的な決断を、まずアル=ヘライフィー会長に知らせるという取り決めをしていると言われる。そして退団を決めた場合、エムバペは8000万ユーロ(約128億円)という「驚異的な金額を放棄する準備」をしているそうだ。
そしてエムバペサイドが提示している条件は、年俸5000万ユーロ(約80億円)、契約金1億2000万ユーロ(約193億円)、肖像権などのインセンティブ――この3点ということだ。
スペインリーグ(ラ・リーガ)のハビエル・テバス会長が1月29日、イベントで「パリSGにはもう留まらないと思う」「レアル・マドリードに来る可能性は50パーセント以上」など私見を述べていた。その可能性はさらに高まっている、と口にもしている。
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財政面、忠誠心、野心……果たしてエムバペは何を優先して決断するのか。『マルカ』は、その決断の行方を、サッカー界全体が見守っていると綴っている。