三木谷会長「一歩間違えば、サッカーというレベルの負傷でないダメージ」。齊藤未月に続き、汰木康也は大丈夫か…苦杯の神戸、柏戦で続いたアクシデントに厳しく言及
三木谷浩史会長 (Photo by Chris McGrath/Getty Images for Rakuten)
「相手チームの選手には悪意はなかったと思っています。ただ…」
[J1 2節]神戸 0–1 柏/2024年3月2日13:00/ノエビアスタジアム神戸
J1リーグ2節、ヴィッセル神戸が柏レイソルに0-1で敗れた一戦、32分に汰木康也が相手選手のジャンプしたヒザを腰に受けて起き上がれず、担架によって運び出されて途中交代を余儀なくされた。
昨年8月に齊藤未月が大ケガを負った対戦カードでもあった。この試合を現地で観た神戸の会長(チェアマン)である楽天グループ株式会社代表の三木谷浩史氏が3月4日、 エックス(旧ツイッター、アカウントは @hmikitani )で、改めてこのシーンについて言及。試合後の投稿へのファンの反応に対し、次のように答えている。
「相手チームの選手には悪意はなかったと思っています。ただ、負傷を負った選手は共に一歩間違えば、サッカーというレベルの負傷でないダメージを受けてしまいました。カードは、懲罰という意味だけでなく、コンタクトスポーツでは『何が非常に危険なプレーかの判断基準』になるのでとても大切な議論だと思っています」
“悪意はなかった”ものの、選手は大ケガを負った。そうした事態を未然に防ぐ意味でも、ルールがあり、イエローカードやレッドカードが規定されているのではないか。今回も、齊藤の時も、相手の反則にもならなかったことに三木谷会長は疑問を呈している。
三木谷氏は2日の柏戦直後、次のようにつぶやいていた。
「同じチーム相手に二人目の大怪我。しかも両方ともカードもなし。なんで新らしいリーグかつサッカー先進国でもないアメリカのMLSから審判を呼ぶ必要があったのか。JリーグもJFAも真面目に考えて欲しいと思う」
Jリーグは「審判交流プログラム」を実施。今回アメリカから招へいされた米国のエルファス・イスマイル主審と副審二人がこの試合を担当していた。
関連記事>>三木谷会長が激怒「同じチーム相手に二人目の大怪我。しかも両方ともカードなし」。汰木が柏戦で苦悶の負傷、神戸敗戦
問題のシーンは、左サイド(同サイド)後方からの空中に浮いたフィードに対し、ジャンプした際に振り上げた柏DF関根大輝の左ヒザが汰木の腰(脇腹)あたりを打撃。不意に左脇に空中からの膝蹴りを食らった汰木は、大きな衝撃を受けて、そのまま倒れて担架で運ばれ、パトリッキと交代。試合は83分の木下康介のゴールで、柏が1-0で勝利を収めている。