【浦和レッズ】興梠慎三は自身の得点より後半3ゴールを喜ぶ「スッキリしているところはある」。大味4-4ドローで掴んだ、これまでにない手応えとは?
浦和の興梠慎三。(C)2024 Asian Football Confederation (AFC)
小笠原満男を抜くJ1リーグ18年連続弾。
[J1 4節] 湘南 4-4 浦和/2024年3月17日15:00/レモンガススタジアム平塚
J1リーグ4節、浦和レッズは湘南ベルマーレとのアウェーゲーム、興梠慎三のゴールで先制しながらも3点奪われたが、松尾佑介、前田直輝、そして再び勝ち越されたあとのサミュエル・グスタフソンのゴールで、4-4の引き分けに持ち込んだ。
先制点を決めたのは興梠だ。11分、グスタフソンからパスを受けた前田直輝の右からの折り返しを、左足で流し込んだ。
浦和の『30番』は試合後、勝点1に終わったことを悔やみつつも、この大味なドローゲームに、むしろこれまでにはなかった手応えを得ていた。
「自分が決めたというより、チームとして流れの中から取れたのはすごく良かったです。4点取れる力があることは証明できました。昨年からの積み上げで、得点を重ねることがチームとしての課題でした。(引き分けは)悔しいですが、スッキリしている部分は少しあります」
課題はもちろん多々あるが、目指しているのはより多くのゴールを狙うアタッキングサッカーである。浦和のシュート数は今季最多16本。そして興梠、松尾、前田と前線のアタッカー陣が持ち味を出して得点を重ね、アンカー(ボランチ)グスタフソンのミドル弾もディフレクションから決まった。
「前半、相手がかなりパワーを使っていると感じたので、後半、オープンな試合になると見ていました。そのオープンな展開から、3点取れたのはチームにとってプラスです」
また、37歳のストライカー興梠は鹿島アントラーズの小笠原満男(1999年~2015年)が持っていた記録を更新し、J1リーグ18年連続ゴールを記録した。
「なかなかケガをしない体なので、丈夫な体に生んでくれた両親に感謝したいです。(先輩である小笠原の記録を更新したが?)記録では超えたかもしれませんが、皆さんの記憶の中では超えられずにいるので、ちょっとでも近づけたら」
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興梠は前半で退いたが、後半の3ゴールを自身のゴール以上に喜んでいた。このあとナショナルマッチウィークを経て、浦和は3月30日、ホームでアビスパ福岡と対戦する。