死者115人のテロを受けて、ロシア代表vsパラグアイ代表の中止決定。国内各種大会も延期
2021年に開催されたEUROでのロシア代表。 (Photo by Wolfgang Rattay - Pool/Getty Images)
同じモスクワ州内で起こる。
ロシア・サッカー連合は3月23日、25日にモスクワ州のVTBアレーナで予定されていたロシア代表 – パラグアイ代表戦を中止すると発表した。モスクワ州クラスノゴルスクのコンサート会場で22日に発生したテロ事件を受けて、ロシアサッカー連合とパラグアイサッカー協会が協議したうえで決定した。
事件は22日、過激派組織IS(イスラミックステート)と見られるテロ組織の複数人により、コンサート会場で銃撃があった。23日午後8時時点で、115人の死亡が確認されている。ロシア治安機関は11人を逮捕したという。
これを受けて、同じモスクワ州で予定されていた試合について、両者合意のうえで中止となった。チケット代金は全額返金される。
ロシアサッカー連合のアレクサンダー・デュコフ会長は同連合公式サイトで、被害者とその家族に哀悼の意を表し、「改めて後日試合を開催する予定だ。3月に開催はできないが、必ずこの試合が実現できるように話し合っていく」と声明を発表している。
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さらに同連合主催の23、24日に予定されていたロシア国内の男女リーグ戦、地域サッカー、同連合が後援する全てのスポーツ大会の延期も発表している。