【浦和】ショルツ「まだ制限している動きもあった」。センターバックの途中交代のリスクにも言及
浦和のショルツ。(C)2024 Asian Football Confederation (AFC)
「そのせいで失点が起きたとは思いませんが、何かしらのフィーリングと言えばいいでしょうか…」
[J1 9節] 浦和 0-1 G大阪/2024年4月20日16:00/埼玉スタジアム2002
J1リーグ9節、浦和レッズがガンバ大阪に0-1で敗れ、今季ホームで初黒星を喫した。浦和は3勝2分4敗の勝点11で12位。
負傷から復帰したDFアレクサンダー・ショルツは4-3-3のセンターバックで先発出場。しかし後半途中の76分に佐藤瑶大と交代すると、直後の78分、敵陣でボールを失ってカウンターを食らい、坂本一彩に決勝点を決められてしまった。
ショルツは試合後「どちらが得点するだろういうフィーリングでは、自分たちのほうが感じていただけに残念でした」と悔やんだ。
「試合をコントロールし違いを作り出そうとしていましたが、僕らもカウンターを繰り出しても最後までは行けませんでした。もっともっと決定機を作らなければいけません」
そして交代する5分前、ペア=マティアス・ヘグモ監督にやや違和感を覚えたため、大事をとって交代を申告した。
「多少はケガの部分に(違和感を)感じていたので、100パーセントとは行かず、まだとある動きに関してはセーブしなければいけませんでした」
そのようにまだ完全ではないなかで、この日のハイパフォーマンスを見せていた。
ただ、結果的に交代直後に失点が決まってしまった。
「だからこそセンターバックをあまり試合中に代えてはいけないのかなと。そのせいで失点が起きたとは思いませんが、何かしらのフィーリングと言えばいいでしょうか……」
そのように”センターバックはあまり代えるべきではない”という鉄則を改めて実感したそうだ。
そしてショルツは勢いに乗って攻め切る――そんなスリリングな攻撃を展開していかなければと課題を挙げた。
「(攻撃の課題は?)勢いですね。詰まっている状況が多いと感じます。アクションを”待っている”ことが目立ちます。ショートカウンターから直線的にアタックすることも必要です。0-0のような感じの試合でした。
ホームなだけに勝たなければいけませんでした。これがアウェーゲームだったら、スコアレスで終わっていたのかもしれないという展開でした。伊藤敦樹のヘッドも惜しかったですし、いい時間もあっただけに、その時間をより長くしたかったです」
関連記事>>【浦和】G大阪に敗戦…ショルツは交代前に違和感を訴える。ソルバッケンもジョギング再開「トンネルの闇に光が差してきた」
浦和は来週、24日にルヴァンカップでアウェーのガイナーレ鳥取戦、そして28日にホームでリーグ10節の名古屋グランパス戦に臨む。