リバプール新監督「数時間以内に交渉成立へ」、上田綺世を欲したフェイエのスロットと一気に!?
フェイエノールトのスロット監督。(Photo by Francesco Pecoraro/Getty Images)
アモリムの駆け引きに激怒か。
ユルゲン・クロップ監督の今季限りでの退任に伴い注目されていたイングランド・プレミアリーグのリバプールFCの後任監督人事だが、ここに来て、オランダ1部(エールディビジ)フェイエノールト・ロッテルダムのアルネ・スロット(Arne Slot)が“有力候補”として浮上した。『BBC』などが4月24日に報じた。一気に交渉成立しそうだという。
スロット監督はオランダ出身の45歳。昨季はエールディビジを制覇、そして今季はこのほどオランダカップ(KNVBカップ)を制してみせた。
何より4-3-3による攻撃的なスタイルを貫き、そのスタイルの美学や哲学に造詣が深い。クロップのスタイルとの高い相関性は”強み”となりそうだ。
また、これまで候補として浮上していたポルトガル1部スポルティングCPのルベン・アモリムだが、このほどウェストハム・ユナイテッドFCと交渉したことが、テレビカメラに捉えられるなど明らかになった。
しかし複数のポルトガル人ジャーナリストがSNSで、アモリムがリバプールとの交渉を優位に進めるための”駆け引き”として、ウェストハムと交渉したのではないかとレポート。リバプールも、ウェストハムも、こうした動きに嫌悪感を抱き、距離を置くようになっているという。
『ミラー』も、ウェストハムはデイヴィッド・モイーズの後任として、アモリムではなく、フレン・ロペテギに方向転換し交渉を始めたと報じている。
そして移籍情報に詳しいファブリツィオ・ロマーノ氏(エックスのアカウントは @FabrizioRomano)は4月25日、リバプールはすでにスロット監督の仲介人と接触。間もなくクラブ間で違約金の交渉に入り、「数時間以内に交渉を成立させたい考え」と伝える。一気に話がまとまる可能性が出ている。
上田綺世をフェイエに呼んだスロット監督が、リバプールの新監督になるのか。ヨーロッパでの実績はまだ十分ではないものの、確かにクロップからのスタイルの継続性は感じられ、さらに進化も期待できる。
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一気に話は進展するのか。話題はすぐに補強面に移っていきそうだ――。