「呼吸困難だった」エムバペ、試合後のロッカーで折れた鼻骨を矯正。オランダ戦は欠場か
痛い…エムバペがケヴィン・ダンソと激突した瞬間。(Photo by Lars Baron/Getty Images)
ケヴィン・ダンソと激突。痛みに加えて…。
[ドイツEURO2024 GS第1戦] オーストリア 0-1 フランス/2024年6月18日4:00(現地21:00)/エスプリ・アレーナ
ドイツでEURO(サッカー欧州選手権)2024のグループステージ(GS)1節、フランス代表がキリアン・エムバペのクロスからのオウンゴールで、オーストリア代表に1-0の勝利を収めた。
この試合の90分、競り合いでエムバペがDFケヴィン・ダンソの肩付近に顔面を強打し、鼻から出血するケガを負いオリヴィエ・ジルーと交代した。
複数メディアによると、エムバペは試合後にデュッセルドルフの病院へ直行し、診察を受けた。そこで「鼻骨の骨折」が確認されたが、「手術は実施しないことになった」とレポートしていた。
また『RMCスポーツ』は現地の試合翌日となった18日、この件についてより詳しくレポートしている。エムバペはオーストリア戦のあと、ロッカールームでメディカルスタッフであるフランク・ルガール医師のもと、鼻骨を矯正する処置を施したそうだ。完全に折れていた場合など、まず骨をまっすぐにして整復に向かわせるケースがある。
同メディアによると、歩いてロッカーに戻ろうとする際、ピッチに戻って座り込んだことでイエローカードを受けたエムバペだが、痛みに加えて呼吸困難に陥っていたという。そして試合後、ロッカールームで鼻中隔を確保するため、鼻骨を“整える”処置が行われて、フランス代表のエースは「歯を食いしばって、勇気を奮い立たせていた」ということだ。
また、現状ではオーストリア戦で勝利を収められ、エムバペは次戦オランダ戦はパスするというのが大方の見方ということだ。ただし、現地25日にGS第3戦、ポーランド戦に間に合うかどうかも、現状ではまだ分からない。基本的にはチームの戦いぶりを見ながら、背番号10をつけるキャプテンの復帰のタイミングを図ることになりそうだ。
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今大会前にパリ・サンジェルマンからレアル・マドリードへの移籍を発表しているエムバペは、この試合のあとエックス(旧ツイッター)(アカウントは @KMbappe)で、「マスクのアイデアはありますか?」とポスト。大事には至らなかったことを報告し、そのように鼻骨を保護するフェイスガードの案を募集していた。