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レアル・マドリード、今夏エムバペ獲得か。マンチェスター・U、リバプールの動きによっては…

キリアン・エムバペ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

2024年夏で契約満了に。パリSGが移籍金を求めるならば…。

 フランス代表FWキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が6月12日までに、パリ・サンジェルマンと結んでいる2024年6月から1年間の契約オプションを行使しないと伝えた。つまり来夏で契約満了を迎え、フリートランスファーになると事実上の宣言をしたのだ。『レキップ』などが報じた。

 移籍情報を扱う『フット・メルカート』は6月13日、パリSGは移籍金なしで放出するのを阻止するため、この夏のエムバペ放出を検討開始したと伝える。そして「レアル・マドリードが今夏、エムバペ獲得のためのオファーを準備している」とレポートした。

 パリSGサイドはオプションや契約延長の話し合いがないなか、エムバペが退団を決断したと言える“爆弾発言”をしたことに困惑。24歳のフランス代表ストライカーはあと1年パリで戦う意思を示している。ただし、振り回されてきたクラブは放出も視野に入れて動き出したというのだ。

 エムバペは1年前、「フリーエージェント→レアル・マドリード加入」という流れが決定的とされていた。ところが一転、パリSGとの再契約に至った。“裏切られた”レアルだが、フロレンティーノ・ペレス会長はエムバペへの批判は決してしてこなかった(パリSGのやり方に不満を抱いていた)。

 そうしたなか今度はイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド、リバプールFCがエムバペに関心を寄せている。もしもこの夏、パリを去るならば、この2クラブが手を挙げるのではないかと噂されている。

 ただし同メディアは、「レアル・マドリードは1年前、エムバペ獲得のために準備した1億8000万ユーロ(約270億円)がまだ残っている」と強調。ペレス会長が総額2億ユーロ(約300億円)と言われる満額契約にゴーサインを出す可能性を示唆している。

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 何より白い巨人は、最前線をけん引してきたカリム・ベンゼマが退団。ベンゼマ級、あるいはそれ以上のクラスのタレントを獲得するのは簡単なことではない。そんなタイミングで、このエムバペの発表――。確かにこの夏、激動が起きるのか!?

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