【解説】W杯3次予選、日本代表は各ポット1位・最多4か国と同居。しかも実力あるオーストラリア、サウジアラビアが!
日本代表の久保建英。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
元イラン代表マハダビキア氏「かなりタフなグループだね」。
AFC(アジアサッカー連盟)は日本時間6月27日16時から、北中米ワールドカップ(W杯)アジア3次予選の組み合わせ抽選会を行った。サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)は、オーストラリア、サウジアラビア、バーレーン、中国、インドネシアとグループCに入った。
元サッカー日本代表の岡崎慎司さんが最後のポット3、2、1のドロアーを務めた。また、同じくポット6、5、4のドロアーを務めた元イラン代表のメフディ・マハダビキアさんはこの抽選の結果に、「A組とC組は、かなりタフなグループになったように思います」と感想を語った。
アジア3次予選はこれまでの最終予選に該当。北中米W杯からアジアの参加数が「8.5枠」と拡大されるため、各組2位までがW杯出場権を獲得。3・4位が続くアジア4次予選に回る。そこで1位2チームもW杯の切符を掴み、2位だったチームもプレーオフへ。勝者が大陸間プレーオフに回る。
日本はランキング的には”厳しい”グループに入った。日本(17位)、オーストラリア(23位)、サウジアラビア(56位)と、ポット1からポット3で、いずれも最もランキングの高い組と一緒になったのだ。そこにポット5で一番上位の中国(88位)も加わった。ポット内で最も低いチームはポット4のバーレーン(81位)のみだった。
ただし1月のカタール・アジアカップでバーレーン、インドネシアと対戦し、いずれも3-1で勝利しているのもアドバンテージになるだろう。オーストラリアにも、近年の最終予選では連勝中である。
韓国がポット2ではなくポット1にギリギリで食い込んだため、久々の本気モードの日韓戦は実現せず。ヨーロッパ組が比較的揃う韓国との対戦が回避されたことで、FIFAランキングや選手層的には、“力をしっかり出し切れば突破できる”という組に入ったと言える。加えて、サウジアラビア、バーレーンのアウェーゲームは、欧州組にとって時差が1時間ほどしか変わらないという点もむしろメリットになるだろう(もちろん日程にもよるが)。
3次予選は今年9月にスタートする。
北中米W杯アジア3次予選の組み分けは次の通り。※順位はFIFAランキング
▼GROUP A
イラン 20位
カタール 35位
ウズベキスタン 62位
UAE(アラブ首長国連邦) 69位
キルギスタン 102位
北朝鮮 110位
▼GROUP B
韓国 22位
イラク 55位
ヨルダン 68位
オマーン 76位
パレスチナ 95位
クウェート 137位
▼GROUP C
日本 17位
オーストラリア 23位
サウジアラビア 56位
バーレーン 81位
中国 88位
インドネシア 134位
※ポット分け
▼POT 1
日本
イラン
韓国
▼POT 2
オーストラリア
カタール
イラク
▼POT 3
サウジアラビア
ウズベキスタン
ヨルダン
▼POT4
UAE(アラブ首長国連邦)
オマーン
バーレーン
▼POT 5
中国
パレスチナ
キルギスタン
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▼POT6
北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)
インドネシア
クウェート