マインツ05が夏季合宿の参加メンバー発表、サッカー日本代表MF佐野海舟は外れる

強化体制一新。今後は全く分からない状況に。

　ドイツ・ブンデスリーガ1部1.FSVマインツ05は現地7月30日、翌日からオーストリアのトロルで実施される夏季トレーニングキャンプの参加メンバーを発表した。前日に準強制性交等の容疑で警視庁に逮捕されていたものの釈放されたサッカー日本代表MF佐野海舟（Kaishu SANO）だが、このメンバーリストから外れた。クラブの強化体制も同日に大刷新されたため、今後の状況は全く分からなくなった。

　佐野が警視庁から釈放されたことは、マインツも確認。不起訴であったということも知らされたという。

　ドイツメディア『アルゲマイネ新聞』は29日にクラブに取材し、「今後についての詳細は未確定であり、クラブは佐野サイドと話し合っていく」と報告していた。

　一方、同じくドイツメディア『SWRスポーツ』もクラブと連絡を取り、「彼は罪を認めたと言われているが、公式には確認されていない」とレポートした。そのうえで7月31日から8月7日までのチロルでの夏季トレーニングキャンプについて、「佐野は参加する見込みだ」と報じていた。しかし、それは実現しなかった。

　23歳の日本代表ボランチは7月4日、J1リーグ鹿島アントラーズからマインツへの完全移籍が正式決定。日本でのシーズンを休みなく過ごしてきたため、新天地のクラブから特別に約2週間の休暇が与えられていた。

　クラブは11日に始動していたなか、佐野は14日早朝に都内で知人二人と計3人で女性一人に対し性的暴行を働いた疑いで、警視庁に通常逮捕されていた。その後拘留されていたが29日に釈放された。

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　ブンデスリーガ上位進出を目指すマインツは、佐野をボランチのレギュラー候補として獲得していた。しかし30日には、マルティン・シュミット・スポーツダイレクターが突然の辞任を発表。強化体制の刷新が発表されていた。