クロップが監督業を引退!?「今日を持って、コーチとしての仕事は全て終えた」
リバプールのクロップ監督。 (Photo by Dan Mullan/Getty Images)
あくまでも今後について“白紙”を強調か。「自分の経験と人脈を生かして、人々を助けたい」
イングランド・プレミアリーグのリヴァプールFC前指揮官であるユルゲン・クロップ(Jürgen Klopp)が7月31日、ドイツのヴュルツブルクで行われた指導者の国際会議で、「今日を持って、指導者としての仕事を全て終えます。気まぐれで辞めるのではなく、総合的な判断でした」と語った。その発言を受けて、クロップが監督業からの”引退”を宣言したと伝えるメディアも出ている。
メディアの間で、クロップが監督業からの引退か!? と思われているのが、次のように語った部分だ。
“As of today, that’s it for me as a coach. I didn’t quit on a whim but it was a general decision. I’ve also coached the best clubs in the world.”
「今日を持って、コーチ(指導者、監督)としての仕事を終えます。それは気まぐれで辞めるのではなく、総合的な判断でした。私は世界最高のクラブでも監督を務めてきました」
しかし『ガーディアン』は、決して「監督引退」とは受け止めていない。
イングランド代表監督への就任を望む声が多く聞かれるなか、それに対してクロップはリバプールの職を辞してすぐイングランド代表を率いることなどあり得ないと否定。そのうえで、「現時点で、仕事は何もありません。クラブも、国も、何もありません」と語ったと伝えている。
「もちろん仕事はするつもりです。パドルテニスと孫の世話だけをして、老け込むつもりなどありません。また監督に? 現時点でそれは考えていません。数か月後、どうなるか見てみましょう。現時点では何も決まっていません」
「数か月後にまた何かを話せるかもしれません。私はまだサッカーの世界で働きたいですし、自分の経験と人脈を生かして、人々を助けたいと思っています。何ができるか見てみましょう」
そのようなクロップのコメントも伝えている。
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確かに指導者にこだわるわけではない、というニュアンスにも受け止められる。監督引退を宣言した、とも捉えられるが、あくまでも昨シーズンでまず一区切りをつけて、このあとのことは全く考えていない――。と強調したようでもある。