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【サッカー日本女子代表】池田太監督が退任、JFA宮本恒靖会長「太さん、本当にありがとうございました」

池田太監督。写真:早草紀子(C)Noriko HAYAKUSA

「選手と共にここから先の景色を見たかったです」

 日本サッカー協会(JFA)は8月21日、サッカー日本女子代表(なでしこジャパン)の池田太監督が契約満了に伴い退任すると発表した。

  上位の壁に阻まれていたなか、昨年の女子ワールドカップ(W杯)、今夏のパリ・オリンピックでいずれもベスト8進出を果たした。

 池田監督はJFAを通じて、次のようにコメントしている。

「就任から2年11か月、なでしこジャパンとして一緒に戦ってきてくれた選手、スタッフ、そしてサポートしてくださったパートナー企業の皆様、温かく、熱く応援してくださったサポーターの皆様に感謝の気持ちを伝えたいです。ワールドカップ、オリンピックという世界大会を通して、チームとしてできることを増やし、成長してこられたと思います。

 なでしこジャパンとしてさらに上に進み、選手と共にここから先の景色を見たかったです。なでしこジャパンがこれからも多くの人に勇気と感動を届け、子どもたちの夢見る場所であるよう願っています。ありがとうございました」

 JFAの宮本恒靖会長は次のように労っている。

「池田監督には2017年にU-19日本女子代表の監督に就任していただき、2018年の FIFA U-20女子ワールドカップで若い選手たちを率いて初優勝をもたらしてくれました。2021年からはなでしこジャパンの監督として世界一を目指す選手たちを継続して成長させてくれました。パリオリンピックでは優勝したアメリカに惜しくも延長戦で敗れ、ベスト8で大会を終えることとなりましたが、池田監督のマネジメントによりチームとしての結束が生まれ、厳しい戦いを勝ち切る姿を幾度となく見せてくれました。池田監督のもとで経験を積んだ選手たちが、これからの日本の女子サッカーをより発展させていってくれると信じています。

 池田監督には今後も日本サッカーの発展に力を貸していただければと思います。太さん、本当にありがとうございました」

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 女子サッカーは注目を集める機会でなかなか痺れる戦いを見せられず、社会的な関心も下がり苦境に立たされている。ファン、サポーターを獲得するためには、新たなアプローチも求められそうだ。

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