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チェイス・アンリほろ苦いブンデス初先発、パス奪われるなど2失点に絡む。シュツットガルト、佐野海舟のマインツと3-3ドロー

チェイス・アンリ。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

佐野は2試合連続の先発、初のフル出場。

[ブンデス 2節]シュツットガルト 3-3 マインツ/2024年8月31日/メルセデス・ベンツアレーナ

 ドイツ・ブンデスリーガ2節、VfBシュツットガルトに所属する20歳のDFチェイス・アンリ(CHASE ANRIE)が1.FSVマインツ05戦でトップチーム初先発を果たした。しかしアンリは2失点に関与してしまい、土壇場で追い付かれて3-3で引き分けた。

 シュツットガルトの2024-25シーズン、ホーム開幕戦の対戦相手は佐野海舟(Kaisyu SANO)が所属するマインツに。ボール保持率で大きく相手を上回り、8分にエンツォ・ミロー、15分にジェイミー・ルウェリングが決めて、幸先良く2点先取に成功する。

 ところが43分、ミローの不要なファウルでPKを献上。前半終了間際に1点差とされる。

 そしてマインツが重圧を強めた時間帯だった。61分、アンリのピッチ中央でのパスが弱くなってしまい、インターセプトされてしまう。するとそこからショートカウンターを浴びて、ヨナタン・ブルカルトに同点ゴールを決められてしまった。

 タイトな守備を見せていたアンリだが、耐え続けてきたものの、相手がプレッシャーのギアを上げてきたところで、その狙いにハマってしまった。

 それでも昨季2位に食い込んだシュツットガルトだ。多くの主力が移籍していったが、その地力はやはりある。 88分、直接フリーキックからGKロビン・ツェントナーのオウンゴールで、再び勝ち越しに成功した。

 これで勝負あったかと思われた……。しかし90+4分、今度はアンリのヘッドでのクリアが小さくなったのを拾われると、リトリートも遅れて、その空けたスペースを使われて、マキシム・ライチュに決められてしまった。

 試合は3-3の引き分けに終わった。アンリはフル出場で、能力の高さは見せたが、ややパワー不足の印象を残した。シュツットガルトは1分1敗。

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 一方、佐野は開幕から2試合連続の先発で、初のフル出場。マインツは2試合連続のドロー。

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