【サッカー日本代表】久保建英が挙げた課題「えぐりきれていない」
久保建英。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
「もっと多分『進入』していくほうが、相手はやっぱり嫌なのかなと思います」
[W杯アジア最終予選 C組 第4戦]日本代表 1–1 オーストラリア代表/2024年10月15日19:35/埼玉スタジアム
北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選(3次予選)の第4戦、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)がオーストラリア代表に先制されたものの、中村敬斗のクロスからのオウンゴールで同点に追い付き、1-1で引き分けた。
久保建英は3-4-2-1の右シャドーで先発。堂安律とポジションを入れ替え、前半は主にウイングの位置でプレーした。そして後半はシャドーでの時間を増やし、より中央の高い位置で起点となった。
「対策をされていたと感じました。そこで、(相手ディフェンダーに)中央にポジションを取られていたなか、縦に行けるようにというのを見せられたのは良かったと思います」
再三にわたり右サイドの深い位置まで入って起点を作った。ただし、なかなかそこから効果的なダメージを与えられなかった。
久保は試合後、次のように続けて語った。
「今後あのように縦に流れて、行けないシーンが増えていくのかなとは思いました。ファイブ(5バック)で引かれて、中を固められ、外をどうぞ、と。外から中にえぎり切るのがベスト。今回の相手と次回やる時、縦には行けましたが、クロスを上げるためではなく、もっと多分『進入』していくほうが、相手はやっぱり嫌なのかなと思います。そうすると、マイナス(のクロスやパスなど)にも突破力が生きてきます。まだ、えぐりきれていない」
「えぐりきる」こと……相手をより混乱させなければ。日本代表のレフティはその点を課題に挙げていた。
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最終予選Cグループ、3勝1分で首位に立つ日本は11月シリーズ、アウェーでインドネシア代表(15日)、中国代表(19日)と対戦する。