【鹿島】鈴木優磨退場後の数的不利…中後監督「4-4-1は機能し、選手は我慢しよく走ってくれた」。名古屋とスコアレスドロー
鹿島の中後雅喜新監督。写真:竹田桃子/(C)Momoko TAKEDA
G大阪が磐田に勝つと、ACL出場権の可能性のない5位へ後退。
[J1 36節]鹿島 0–0 名古屋/2024年11月9日14:00/カシマスタジアム
J1リーグ36節、鹿島アントラーズ対名古屋グランパスの一戦は、ホームチームがやや優位に攻めたもののスコアレスドローに終わった。ゴール期待値は鹿島0.77、名古屋0.41。約30分間数的優位だった名古屋のほうが低かった。
試合のターニングポイントは58分の鈴木優磨の退場劇だった。椎橋慧也の危険なタックルを受けた鹿島のエースが激怒。相手を倒して一発レッドカードにより退場処分を受けた。そこからは、むしろホームチームが攻めた。が、決定的なチャンスまでは至れなかった。
中後雅喜監督は試合後のDAZNのフラッシュインタビューで、「最後苦しい展開でしたが、10人ながらしっかり点を狙いに行き、選手たちはしっかりやってくれました。それだけに最後点を取れなくて残念でした」と悔やんだ。
そして名古屋がほとんど攻めてこなかった前半、そして数的不利になった後半について、指揮官は次のように語った。
「(前半は?)名古屋さんが堅守ということで、かなりブロックを引いて守っていましたが、ゴールへ迫るシーンを作れていたと思います。ただ、最後の質のところは、もっと上げなければなりません」
「(数的不利になった後半は?)しっかり4-4-1で機能していましたし、機を見てカウンターを狙い、選手は我慢しながら、そこからよく走ってくれたと思います」
2連勝を逃した中後監督は、「優勝するためには勝点3が必要でしたが、勝点1を積み上げたことで、ACL(出場権)を含めて次へつなげていけるように。狙いたいと思います」と語った。
いま読まれている記事>>松本人志さん「和解」ではなく「訴え取り下げ」は事実上の“敗北”。立花孝志氏「負けを認めることになります」と詳しく解説
今節ガンバ大阪がジュビロ磐田に勝利を収めると、鹿島はACL出場権獲得の可能性がなくなる5位に後退する。