【浦和】福岡戦、武田英寿を抜擢か。スコルジャ監督「少し勇気を持ったメンバー選びができる」「ヒデは常にベストの一人」
浦和の武田英寿。写真:石橋俊治/(C)Toshiharu ISHIBASHI
一方、安部裕葵のメンバー入りは…。
J1リーグ浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督が11月28日、オンラインによる取材に応じて、30日のアウェーでのアビスパ福岡戦に向けて抱負を語った。指揮官は前回の川崎フロンターレとの“後半45分マッチ”のあと、これまで出場機会を得られずにいた選手の起用を示唆したが、改めて「少し勇気を持ったメンバー選びができる」「今までベンチスタートが多かった選手にプレーする機会を与えるチャンス」と語った。
指揮官はこれまでJ1残留がノルマだったため、「あまり大きくメンバーをいじらず、できるだけ強いスターティングイレブンを準備し、それを維持しようとしてきました」と明かす。そして来季J1残留が確定したことで、もちろん勝利を狙うのを前提に、来季につながる試みをしたいという。
「来シーズンに向けて、新たな戦い方やセットアップを試せる」というが、ある意味、来季へのサバイバルのスタートとも言える。
そのなかで武田英寿の起用はあるか!? という質問もあった。
「トレーニングでヒデは常にベストプレーヤーの一人。競争の激しいポジションに(原口)元気が加わり、彼にとって出場が少し難しい状況でした。なので、ヒデを見るいい機会でもあります。と同時に、来シーズンに向けた選手を見る場にもしたいです」
そのようにスコルジャ監督は武田の起用を示唆している。
一方、期待されてきた安部裕葵の状態については、「昨シーズンと比較するとかなり状態が良くなり、闘う状態に近づきつつあると思っています。(メンバー入りは?)ノーとは言えません」と、こちらは当落選上にいるようだった。
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浦和は12勝11分13敗の勝点47で10位。12月5日深夜にはクラブ・ワールドカップ(クラブW杯)の組み合わせ抽選会も実施される。