【岡山】初のJ1昇格、木山隆之監督「嬉しいを飛び越えた最高の気持ち」「ファジアーノの原点は、頑張るチーム。一つ形にできて良かった」
木山隆之監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
「ファン、サポーターではなくて、一人ひとりがいて、このチームのすべてになっている。全ての人達と辿り着いた結果」
[J1昇格プレーオフ 決勝]岡山 2–0 仙台/2024年12月7日13:05/シティライトスタジアム
2024シーズンJ1昇格プレーオフ決勝、ファジアーノ岡山(J2リーグ:5位)が末吉塁、本山遥のゴールでベガルタ仙台(同:6位)に2-0の勝利を収め、クラブ史上初のJ1昇格を決めた。
岡山を初のJ1引き上げた木山隆之監督は試合後のインタビューで、「感無量。言葉にできません」と涙を浮かべて喜びを嚙み締めた。
1万5000人近い大観衆が来場し、サポーターへのひと言を求められると、指揮官は「ファン、サポーターではなくて、一人ひとりがいて、このチームのすべてになっています。全ての人達と辿り着いた結果です。嬉しいを飛び越えた最高の気持ちです」と、ファジアーノに携わってきた全ての人たちに感謝した。
木山監督は試合開始とともに“行ける”と手応えを得ていたという。
「試合が始まった時から、選手たちは何も恐れることなくプレーできていて、もちろん力のある仙台さんに押し込まれる場面もありましたが、我々らしい前へ出て行くプレーができていたので、安心して見ていることができました」
そしてゴールが決まると、ベンチ前で喜びを爆発させた。プレーオフでは常に涙を飲んできた木山監督だが、ついに岡山でJ1昇格のミッションを成し遂げた。
「ファジアーノの原点は、頑張るチームであること。クラブ16年目、我々が頑張れているのは創設時からの歴史の積み重ねがあるからで、私たちも受け継いできました。それを一つ形にできて良かったです」
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2025年はJ1の舞台に立つ。木山監督は満面の笑みで、岡山へのあらゆるサポートに感謝した。