女性スキャンダル中居正広の今後は!? 元NHKの立花孝志氏「テレビの仕事はなくなる」
中居正広さん。 (Photo by Koji Watanabe/Getty Images)
「芸能界とテレビ局は、金と女にむちゃくちゃ汚い場所」「テレビ局の信頼は地に落ちた」
元SMAPのメンバーであるタレントの中居正広さんを巡り解決金として9000万円が支払われていたとされる女性スキャンダルが「女性セブン」で報じられ、さらに「週刊 文春」も12月26日発売号で大々的に取り上げた。弁護士やその問題に関与したとされるフジテレビの構成に携わるスタッフらへの取材により記事は構成され、解決金支払いの事実とその背景など詳しくレポート。大きな話題を集めている。
これを受けて元NHK職員であり、現在「NHKから国民を守る党」の党首である立花孝志氏が同日、自身のユーチューブチャンネルで『あのジャニーズだった中居正広くんが9000万円もの口止め料を、フジテレビの元女子アナに支払っていた!』と題した動画をアップし、約10時間後には早くも50万人以上に視聴されている。
立花氏は「今まで出てこなかっただけなんです。こんなことばかりしていたんですテレビ局と芸能事務所、いわゆる芸能人は」と指摘。NHK時代には、「紅白歌合戦」に出演したい歌手の事務所から芸能セクションのディレクターに数々の「貢物」が届けられていて、スタッフの感覚が麻痺していたという異常さを振り返っている。
今回はフジテレビに携わるスタッフが関与していたことが明らかになり、どうやら会社全体としてこの問題を隠ぺいしようとして、そのため被害にあった女性はPTSDを患ったようだという。公共の電波を活用し、ある意味、情報を操作できるメディアの内部で起きていたというだけに事態は深刻だ。
「もちろん中居さんも言い分があり、結果として検挙されず犯罪にはなっていません」としながらも、立花氏は「むしろ両者が口外規定を外して、公にして語ったほうが良いのではないでしょうか」と語った。テレビ局を介したことで、問題がよりこじれた可能性もある。
ただし「テレビは中居君を完全に使えないですね」と、今後を展望する。
「中居くんを使うスポンサーに文句が行く。その番組に広告を出せなくなる。では、どこで宣言するかというとネットに流れる。テレビの力は減っていくというのが、今の状況です」
まずはフジテレビの番組にスポンサーをしている、という企業が敬遠される流れもあり得る。立花氏はテレビ局の“腐敗”を嘆く。
「いずれにしても、芸能界とテレビ局。金と女にむちゃくちゃ汚い場所です。皆さんも十分お分かりいただけたと思います。それでも働きたい方は覚悟して入って行ってください。ただ、そういう世界に、これからはお金は集まりません」
立花氏はそのように時代を読む。
「テレビ局の信頼は地に落ちました。テレビ局と一緒に悪いことをしている人たちも、これからはどんどん落ちていくということ。テレビの仕事はなくなりますからね。中居くんには、ユーチューブで仕事することを強くお勧めします」
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もちろん密室で何が起きていたかは誰にも分からない。ただ、テレビ局が関与して起きていた、ある意味人権問題でもあり、今後はより大きな議論に発展していきそうだ。