フジテレビ問題、ホリエモンが刺激的に改めて宣戦布告「日枝久、出てこい!」「ずっと院政、諸悪の根源」

フジ・メディア・ホールディングスの株購入も報告、株主総会に出席する意向を示す。

　タレントの中居正広さんの女性スキャンダルを発端に、フジテレビの接待の方法に問題があったとされる件で、フジテレビの港浩一社長が1月17日に記者会見を行った。記者クラブの限られたメディアが対象とされたなか、同局は第三者委員会を設置して、この問題について関係者から聞き取り、事実関係が解明されることなどが各メディアで報じられている。

　ただし注目の記者会見が閉鎖的で、しかも映像撮影・中継が禁止されたことで、一般の視聴者は情報を共有できず。実業家の堀江貴文氏はユーチューブの『ホリエモンチャンネル』で、「フジ・メディアHDの株買いました。日枝久、出てこい!」と題した動画を公開して、かつてライブドア代表時代にフジテレビ買収へ動いたこともあるホリエモンが改めて宣戦布告。堀江氏自身がフジテレビの取材にも応じたのだから、堂々とカメラの前で説明すべきだと猛烈に主張した。

　堀江氏はライブドア事件の際のフジテレビをはじめとするTV局の対応を振り返りながら、今回の民放各社の対応に「オープンに記者会見をやれとか、自宅のピンポンを押しまくるくせに、中居正広さんや港浩一社長のところへ行ったのでしょうか」と疑問を投げ掛ける。

「そういうやつら。やっぱり卑怯なんですよ。自分たちがメディアで圧倒的な力を持っているから、ライブドア事件の時はまだネットも普及していなくて、僕の主張なんて一切伝わらず、テレビで全部悪者扱いにされました。やっとここに来てネットがテレビを凌駕するようになりました」

　テレビ放送はプロパガンダになり得る。堀江氏は身をもって経験しているだけに説得力があり、そして、現在のフジテレビの後手を踏む対応の悪さを指摘する。

「会見の内容を僕らは実際に目にできないので、そういうふうに想像するしかないじゃないですか。中居正広さんの件も想像するしかない。だからどんどんネットで妄想が広がって、さらに攻撃されるという話になっている。フジテレビは本当は日枝久さんが出てこないといけないんです」

　そのようにフジサンケイグループ会長である日枝氏が、記者会見を行うべきだと訴えた。

　何より堀江氏は実体験を踏まえ、「アイドル女子アナの元祖はフジテレビ」だったと言い、そういったアイドル的な存在を接待に活用していたのもフジテレビが最初だったのではないかと言う。また、ホリエモン自身も日本テレビの女性アナウンサーが参加したという接待で盗撮されていたいう経験も明かしている。

「日枝さんが出てこないとフジテレビの問題は解決しない。ずっと彼が操っている院政なので。これが諸悪の根源」と堀江氏は、結局、巨大組織の中でのトカゲの尻尾切りのような責任の取らせ方が続くだけだろうと見ていた。

「俺は堂々と会見しましたよ、フジテレビも来ていました。全て質問に答えました。やってみろよ。フジテレビ、これだけでは済まないと思うよ」

　フジテレビでは、すでにCM放送自粛の動きも出ている。この動きはさらに加速するのではないか……とも見ている。今後一体、どのような展開が待っているのだろうか。

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　また堀江氏自身もフジ・メディア・ホールディングスの株を購入したと報告。6月に予定される株主総会に出席する意向を示している。