【なでしこ】コロンビアを下し2連勝、ニールセン監督の記者会見一問一答「モモコにとっては幸せなゴールに」「一人の選手を褒めたい。それは…」
コロンビア戦、浜野まいかも決めた! 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
27日の事実上の決勝・アメリカ戦へ「一つ隙を見せると、そこを徹底的に突いてくる」。
[SheBlieves Cup 第2戦] 日本代表 4-1 コロンビア代表/2025年2月24日4:00(現地23日)/ステートファーム・スタジアム
『SheBelieves Cup』第2戦、サッカー日本女子代表(なでしこジャパン)がコロンビア女子代表に4-1で勝利を収めた。
今大会からチームを率いるニルス・ニールセン監督はこれで2連勝。試合後の記者会見では、まず谷川萌々子の開始18秒の先制弾を賞賛し、次のように試合を振り返った。
「これだけ早い時間に先制点をとれることはなかなかないという良いスタートを切れました。モモコが素晴らしいゴールを決めてくれました。彼女にとっても幸せなゴールだったと思います」
「ただしスコアは4-1ですが、その点差ほど力の差はなく拮抗していたと思います。コロンビアは非常にタフでスピードもあり、特に前線にはワールドクラスの選手がいるだけに、勝てたことは素晴らしかったと思います」
「ある程度選手を休ませながら勝てたことも良かったです。これまで普段試合に出れずにいた選手も積極的にプレーしてくれました」
日本時間27日にはFIFAランキング1位のアメリカと対戦する。パリ・オリンピック準々決勝では守備的な戦術を選択して敗れているだけに、ニールセン監督のもと、なでしこがどのように立ち向かうのか注目される。
「アメリカ対コロンビア戦を観ましたが、一つ隙を見せると、アメリカはそこを徹底的に突いてきます。日本の得意とするパスゲームでは、なるべくミスを減らすこと。今回はオーストラリア戦よりもミスが目立ち、それでも4-1で勝てたのは非常に良かったとも思えますので、もしもアメリカであれば、そこを必ず得点につなげてくるので気を付けなければいけないと思います」
一方、戦術やコンセプトの浸透には、もう少し時間をかけていきたいとも説明していた。
「もう少し時間があればと思います。徐々に選手もより理解してリスクも減らしていけると思います。少しだけそこは辛抱強く待っていただければと思います。実際に練習したのが3、4回というなか、すぐ適応して、自分たちがやりたいサッカーを見せてくれました。オーストラリア、コロンビアという手強い相手に対し、いい勝利を収められたことは賞賛に値します」
そしてニールセン監督は最後、次のように”あの選手”を賞賛した。
「活動時間があまりないなかで、一人の選手を褒めたいです。それは、ミナ(田中美南)です。2試合連続でゴールを決めてくれていますし、本当にチームのために非常に献身的に努力し、それがチームに良い影響を与えています」
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事実上の勝ったほうが優勝となる決勝の日本対アメリカの一戦は、日本時間2月27日12時30分から行われる。アメリカは今大会、コロンビアに2-0、オーストラリアに2-1の勝利を収めている。
