バイエルンのエベールSDが伊藤洋輝を絶賛「チームの構造に欠かせない」。一方、エリック・ダイア―は今季で退団へ
バイエルンの伊藤洋輝。(C)Midori Ikenouchi
立ち位置はまず控えの1~2番手に。
[CL ラウンド16 第1戦] バイエルン – レバークーゼン/2025年3月6日(現地5日)/アリアンツ・アレーナ
ドイツ・ブンデスリーガ1部バイエルン・ミュンヘンが日本時間3月6日午前5時から、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16の第1戦でバイエル・レバークーゼンとホームで対戦する。
サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)DF伊藤洋輝(Hiroki ITO)は直近の古巣VfBシュツットガルト戦(〇3-1)では試合終盤の87分から途中出場して勝利に貢献。チームはリーグ首位の地位をより固めている。
そして同国対決となったCLのノックアウトステージ(決勝トーナメント)第1戦、ホームでバイエル・レバークーゼンを迎え撃つ。
『ビルド』などによると、このほど取材に応じたバイエルンのスポーツダイレクターであるマックス・エベール氏が、最近のチーム状態について評価。そのなかで伊藤について、「ついにコンディションもフィットしてくれた。さっそく、いかにチームの構造に重要な選手かを示してくれています」と称賛した。
左サイドバックでは、アルフォンソ・デイヴィスに続いて、ラファエル・ゲレイロと並ぶ立ち位置にいる。より攻撃に重点を置く場合はゲレイロ、守備に軸足を置きたい場合は伊藤が選択されている。今後はセンターバックでの起用もあり得るということだ。
また現地メディアによると、CBの現在三番手であるエリック・ダイアーだが、今季これまでリーグ11試合に出場するなどダヨ・ウパメカノとキム・ミンジェが不在の際はしっかり穴埋めしてきた。ただしトッテナム・ホットスパーからフリーとなって加わった1年契約で、年俸も高額であるため、退団になる可能性が高いという。伊藤がCBでも十分対応できるとクラブは計算している。
とはいえ、伊藤の当面の立ち位置はそのように、左SBとCBの控えの一番から二番手ということだ。レアル・マドリードなどへの移籍も噂されたなか、2030年までの大型契約を結んだアルフォンソ・デイヴィスもやや休みがちであり、出場機会は決して少なくはないと思われる。
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これから最終ラインの一角のレギュラーポジションを掴む日が来るか――。