【浦和】広島を下し4連勝、スコルジャ監督の記者会見「試合前、ワンゴールが大事になると話していた」「選手たちは高い集中力を見せてくれた。これは非常にポジティブ」
浦和のスコルジャ監督 写真:石橋俊治/(C)Toshiharu ISHIBASHI
「後半立ち上がりから、サンフレッチェのほうが強度は高かった。そのなかで、我々はカウンターアタックの場面を増やしていった」
J1リーグ12節、浦和レッズがマテウス・サヴィオのロングカウンターから最後は金子拓郎が仕留めて、サンフレッチェ広島に1-0の勝利を収めた。リーグ4連勝で首位・京都サンガF.C.と2ポイント差の3位に浮上した。
浦和のマチェイ・スコルジャ監督は試合後の記者会見で、「今日の立ち上がりはサンフレッチェ広島のほうが良かったと思います。開始1分からとてもアグレッシブな良いプレーをしていて、私たちには少し問題のある時間になりました」と切り出して、攻防を振り返った。
「しかし組織的なローディフェンスで、チャンスを作らせませんでした。時間が経つにつれて、前へ出て行けるようになり、相手ハーフでボールを持てるようになりました」
「そのあと両チームともに戦術的なプレーをして、相手を抑えていました。その流れの中で、私たちはより押し込み、ファイナルサードにボランチが入っていく場面も増えていきました」
「(マテウス)サヴィオからサミュエル(グスタフソン)へのマイナスのボールはとても惜しい場面になりました。いいコンビネーションから、(安居)海渡がペナルティエリア内に進入し、もう少しでチャンスだという場面もありました」
そして迎えた後半立ち上がりについても、指揮官は「サンフレッチェのほうが強度は高かったと思います。そのなかで、我々はカウンターアタックの場面を増やしていきました」と言う。
「そのカウンターの一つで、サヴィオの素晴らしいプレーが拓郎のチャンスにつながり、非常に大事なゴールを決めてくれました。試合前、選手たちには拮抗した展開のなか、ワンゴールが大事になるだろうという話をしていました」
リードしたあとは守備的になりすぎ、そのあたりは反省点にはなった。とはいえ広島にカウンターも警戒させることで、逃げ切ってみせた。
スコルジャ監督は守備面でも感触を得ていた。
「そのあとのゲームコントロールしようという時間帯、少し守備の位置が深かったかもしれません。しかし相手もあまり多くのチャンスを作れませんでした。最後にダニーロ(ボザ)がライン上でクリアした場面以外は抑えられたと思います」
関連記事>>浦和 Jリーグ1位「売上高 100億円」、世界だと…。ドイツ1部17位ボーフムと匹敵
「選手たちは高い集中力を見せてくれました。これは非常にポジティブに捉えています。難しい時間帯の中でのリアクションも良くなってきていると思います。難しいサンフレッチェ相手にこれができて、選手たちの自信にもつながったと思います」