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V・ファーレン長崎“禁断の一手”、高木琢也取締役が監督復帰、8位ながら下平隆宏前指揮官を解任

高木琢也氏。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

守りを重視した堅実路線へ回帰。

 J2リーグのV・ファーレン長崎は6月16日、下平隆宏監督との契約を解除し、クラブの高木琢也代表取締役兼C.R.Oが新監督に就任すると発表した。手続きが完了すれば、6月22日のロアッソ熊本戦から指揮を執る予定だ。

 長崎の田河毅宜社長は前半戦を終えて8位という成績を受けて、指揮官解任に踏み切ったと説明。の守備重視の戦術では限界があると感じ攻撃的なスタイルへのシフトを模索してきた長崎だが、新スタジアム誕生2シーズン目、守備を重視する現実路線と言える高木氏を監督に招へいするという決断を下した。ある意味、“禁断の一手”と言える荒療治だ。

 田河毅宜社長は大宮戦での引き分けを受けて、「クラブが望んだ成績には遠く及ばない状況ではありますが、選手・スタッフは一丸となって改善への努力を続けてまいりました。チームは着実に成長を続けているものの、シーズンを通して結果を出し続けるためには、さらなる改善のスピードアップが必要であると考え、現時点での変化が必要であると判断いたしました」と、監督交代の理由を説明し、高木氏の復帰の理由についても触れている。

「新監督には、クラブを内側から深く理解し、長崎のサッカーを愛する高木琢也氏に就任いただくことになりました。高木新監督には、今シーズン チームが築き上げたものを尊重しつつ、さらなる改善を加え、結果を出すチームへと成長させてくれることを期待しております。チームを新たなステージへと引き上げ、J1昇格という目標を必ず達成してくれると信じています」

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 長崎を深く理解することが、監督選定の要因になったようだ。