【クラブW杯】次回2029年 30年W杯ホスト国または再びアメリカでの開催検討
ティファニー社製のクラブ・ワールドカップの優勝チームに贈られるトロフィー。 (C)FIFA/FIFA via Getty Images
欧州から不満、出場48チームに拡大…強豪優先か。
今大会から4年に一度開催されることになるFIFAクラブ・ワールドカップ(クラブW杯)だが、次回2029年大会について、30年のW杯本大会のホスト国での開催が提案されている。また一方、アメリカでの再開催案も検討されているそうだ。ブラジルメディア『UOL』が6月18日に報じた。
同メディアによると、クラブW杯の出場国を巡り、ヨーロッパのビッグクラブから不満の声が挙がっているという。これまであったスケジュール面以上に、むしろ強豪国からは出場できるようにしてほしいという要望だという。
大会規模や賞金が破格になり、UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)級に設定された。ただし今回、FCバルセロナ、リバプールFCという、本来、今最も強いといえるラ・リーガとプレミアリーグの王者が出場できていない。
CLと異なり、短期間に一気に“稼げる”点はむしろメリットであるという。それだけに、バルサはこのクラブW杯に出たかった……というのだ。
そのため出場枠を今回の32チームから48チーム制にして、国・地域単位の出場枠数の制限は緩めるか撤廃し、例えば、今大会に出場しているレッドブル・ザルツブルクなどが出られず、UEFAクラブランキングの高いバルサやリバプールに出場権が与えられるようにしたいというのだ。
また次回2029年の開催国について、今回のようにワールドカップ(W杯)本大会に向けたオペレーション面のプレ大会的な位置づけで、ホスト国で開催する案も出ている(モロッコ、スペイン、ポルトガル共催/ウルグアイ、アルゼンチン、パラグアイで開幕ゲーム開催)。
さらに一方、アメリカで再び開催することも検討されているそうだ。
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今大会に日本から唯一出場している浦和レッズは次戦、日本時間22日4時からインテル・ミラノと対戦する。