【移籍】ヴィルツがリバプール入り。両親の報酬は17億円! ドイツ代表21歳、孝行息子に
レバークーゼンのヴィルツ。写真:ロイター/アフロ
メディカルチェックを経て正式契約へ。
ドイツ・ブンデスリーガ1部バイエル・レバークーゼンに所属していたドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツ(Florian Wirtz)が6月19日、イングランド・プレミアリーグのリバプールFCに移籍するため現地入りした。メディカルチェックを受けて、正式契約に至る。
ドイツとイングランドの現地メディアは、ヴィルツが家族とともにケルン空港へ向かう車を追いかけるなど、やや過熱気味に報道している。ヴィルツ一家はすでにイギリスに入っており、あとはメディカルチェックを受けて、契約に至るという。
21歳のドイツ代表は、バイエル・レバークーゼンに移籍金、最大1億1600万ポンド(約227億円)をもたらすことになる。
また『ビルド』によると、ヴィルツの代理人(仲介人)は両親が務めている。ヨーロッパのエリートプレーヤーで、親が代理人を担うケースはレアである。この移籍により、二人は860万ポンド(約17億円)を得るという。家族で一つの事業を成し遂げたと言える、なんとも孝行息子だ。
これまでドイツ・ブンデスリーガ王者バイエルン・ミュンヘンはその両親とも懇意にしていて、ヴィルツのバイエルン移籍は上層部の間で確実視されていた。
しかし『南ドイツ新聞』によると、現場では、ジャマル・ムシアラと役割が少なからず被ること、決して一人を特別視しないことなど、ヴィルツを迎え入れるうえでの課題もあった。ヴァンサン・コンパニ監督とも面談しているが、ヴィルツはそこまで“乗り気”ではないと察していたという。
そうしたなかリバプールは、アルネ・スロット監督がヴィルツを中心とするチーム作りなどビジョンを提示。ヴィルツは感銘を受けていたと言い、最後は彼自身がバイエルンに断りを入れて、リバプール行きを決断した。
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大きく環境が変わるなかで、ヴィルツは真価を発揮できるか。新たな挑戦が始まる。